WEB OF THE YEAR 2004★トピックス★ 2004年12月8日(水)、午後8時より東京・六本木「ベルファーレ」にて、「Yahoo! Internet Guide」主催の一般投票による今年1年の話題、優れたWEBサイトを選定する「WEB OF THE YEAR 2004」の受賞発表会が開催された。特別賞新人賞に「livedoor Blog」が3位、同ポータル賞にて「livedoor」公式サイトが3位に選ばれるなど、livedoorの躍進が目立ったが、マネー部門においては、ネット銀行2行と郵貯が受賞(3位以内)となり、2004年個人投資家のネット取引比率向上の恩恵を受けたネット証券の受賞は無かった。
ノミネートは3社

今年の「WEB OF THE YEAR 2004」のマネー部門に、ノミネートされていたのは、イー・トレード証券、カブドットコム証券、マネックス証券の3社だった。他に、野村證券、大和証券の大手総合証券もあったが、やはり受賞にはいたらなかった。

トップは、イーバンク銀行

マネー部門のトップになったのは、ライブドアと訴訟騒ぎも起きたイーバンク銀行だった。ライブドアとの関係悪化があっても、サービス自体はユーザから支持を得ていたようだ。3位になったジャパンネット銀行もオークションを使う人には良く使われるネット銀行だし、郵貯のホームサービスもそうだろう。

過去5年間では、イー・トレードの6位が最高

2000年にイー・トレード証券がビジネスと金融部門が6位になったのが最高で3位以内は1度も無い。過去も、現在もネット銀行や総合情報サイトの方が、一般的なインターネットユーザーには認知度や人気が高いようだ。大手のネット証券は、今年に入って手数料無料サービスを行うなど口座数を急増させたが、それでもマネーサイトとしての実力はまだまだ上がいるようだ。今年前半までは株価も堅調で個人投資家の売買が活発だったが、後半だれたせいもあるだろう。また、ノミネートされた後の自社顧客への投票の呼びかけも特に無かった。

 しかし、逆に言うと、ヤフーやヤフーオークションの利用者層に対してはまだ、ネット証券も未開拓の顧客が眠っているとも考えられる。来年こそは、今年獲得した多くの顧客に満足のいくサービスを提供し、リピーターになってもらって1社だけでも受賞してほしいものだ。

■関連サイト
「Web of the Year 2004」 受賞結果
「WEB OF THE YEAR 2004」にて「livedoor Blog」が新人賞3位、「livedoor」がポータル部門3位を受賞