★トピックス★
28日、楽天は前日に続きストップ高10万7000円で比例配分された。比例配分で4887株の売買が成立、16万2555株の買い注文を残している。
私は、30株の注文をイー・トレード証券から出したが、2株が約定した。ところで、Yahoo掲示板の楽天2ch市況1板の楽天スレの書き込みを見ると、比例配分をゲットした人はほとんどがイー・トレード証券ユーザだったようだ。
イー・トレード証券で配分を受けた人は、ほとんどが2株約定で、3株を得た人もいたようだ。しかし、わざと注文をいくつかに細かく分けて出した人は、合計で2×注文件数分をゲットしている。(その分手数料はかかるが。)

イー・トレード証券の比例配分ルールは、注文数量順(同じの場合は時間順)に注文毎に1株ずつ割り当てていく。手数料が高くなるのを気にしなければ、今回の場合は、2株づつの注文をたくさん出したほうが約定数は増えたわけである。

それはいいとして、イー・トレード証券で約定が多かった割に他の証券会社での比例配分を得たという情報が少ないのは、気になる。

例えば松井証券の比例配分ルールは、まず1順目は、執行条件の順、受付時間順に1顧客に対して1株ずつ割り当てられ、2順目以降は合計注文株数の多い顧客順に按分されるルールになっている。ということは、1株ぐらいは約定している人がいてもよさそうなのだが、掲示板にそのような書き込みはない。他の証券会社もそうだ。いくら、イートレード証券の顧客数が多いとはいえ、4887株のうちほとんどがイー・トレード証券の客というのも極端な感じがする。

掲示板では、イー・トレード証券の自己売買が配分数を多くしているという説があるが、本当なのだろうか。

気になるのは、JASDAQが取引所になったことだ。これにより売買決定の優先度は、1「価格優先」、2「自店優先」、3「時間優先」だったのが、2「自店優先」がなくなったことだ。

つまり、以前は、例えば松井証券の顧客の売り注文は、松井証券の買い注文に優先して配分されていたが、今では全証券会社の注文を一緒にして、時間優先で配分を決めている。

通常の取引所の東証や大証の比例配分の配分方法は、証券会社の注文数に応じて、一株ずつ割り当てていく方式。JASDAQ取引所もこれに習えば、他の証券会社にも割り当てられるはずだが、そのようには見えない。もしかしたらJASDAQの比例配分のシステムがおかしいのかもしれない。まさか、親株の注文に子株の注文が混ざったとかそんなことはないとは思うが・・・4000株の売り注文は少し多かったかも。

■訂正
>イー・トレード証券の比例配分ルールは、時間順に注文毎に1株ずつ割り当てていく。

と書いていましたが、数量分順で、同じの場合は注文時間順に割り当てるルールだったので訂正します。


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