オリックス証券2005年の手数料値下げ合戦は、意外な証券会社が先手を打ってきた。オリックス証券は、1月31日か
ら1日定額コースの1日の約定代金合計が300万円超から600万円までを、現行6,300円を3,150円に値下げし、日計り取引の片道手数料を無料にすると発表した。
★トピックス★
オリックス証券は、今まで「1日定額コース」と「定率割引コース」の2つの手数料体系をもっていたが、今回の値下げでは、

・「1日定額コース」の1日の約定代金合計が300万円超から600万円まで、6,300円→3,150円に
・「1日定額コース」の日計り取引の片道手数料を無料
・「定率割引コース」を「約定ごとコース」に名称変更し、下限手数料を735円に一律値下げ

を行うことになる

1日定額の手数料は松井証券が始めて導入したことになっているが、1日の約定代金合計が300万円超から600万円までの手数料で、安い順に並べると、

3150円 日本協栄証券、オリックス証券
4200円 センチュリー証券、イー・トレード証券(現物・信用別口)
5250円 岩井証券、エイチ・エス証券、日興ビーンズ証券、マネックス証券
6300円 松井証券楽天証券、リテラ・クレア証券(1000万まで)

下線の証券会社は、日計り片道手数料無料

このようになっていて、1取引あたりの体系とことなり1日定額の手数料体系は、まだ、松井証券とイー・トレード証券が安くないために、値下げ余地が大きいと考えられる。オリックス証券は、日本協栄証券と並んだが、日計り片道手数料無料になるので300万円超から600万円までの手数料だとかなりお得だ。

株式手数料引下げについてのプレスリリース(オリックス証券)

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