基幹系DBサーバ増強で1.7倍の謎

日頃、弊社をご愛顧いただき誠にありがとうございます。システム性能の向上のため、下記のスケジュールにて基幹系データベースサーバの
CPU及びメモリ増強作業を実施いたします。これにより基幹系データベース
サーバの処理能力は現在の約１．７倍となる予定でございます。長時間のサービス停止となりお客様には大変ご迷惑をお掛け致しますが、何卒ご理解の程お願い申し上げます。

楽天証券のアナウンスによると、週末の作業で基幹系DBサーバの能力が1.7倍に増強されたようだ。このメンテナンスも再三遅延し、２ちゃんねるの楽天証券スレッドでは祭り状態だったが・・・そもそも基幹系DBサーバが1.7倍になると何が改善されるのかは説明されていない。バッチが安定するのか、それとも取引時間中のレスポンスが改善されるのか。少なくとも今週の状況を見るに取引時間中のレスポンスは悪化しているようである。DBサーバの処理能力向上のせいで、APサーバ、WEBサーバとの連携が悪くなっているのだろうか。

お詫びに手数料半額

今回の障害につきましては、ただただお詫び申し上げるしかございません。お客様に安心してお取引いただけるようなシステムをご提供することがネット証券に課せられた重要な使命のひとつでありながら、このような事態を引き起こしてしまったことは慙愧の念に耐えません。

楽天証券國重社長はこのように謝罪し、楽天証券は手数料半額期間を４日間置くというお詫び処置を発表した。

□お知らせ>1月12日の弊社システム障害に対するお詫び措置について

少しでも顧客を食い止めたいつもりらしい。私は楽天証券を使うのをやめたほうがいいとは言わないが、やはり昨年末から言っているように、複数の証券会社に資金を分散することをお勧めしたい。当分取引量が減る気配がなく、むしろ活況になりそうだからだ。

■関連リンク
・楽天の発展、そこにはいつもSunのテクノロジーがあった
・2005年1月12日の弊社システム障害のお詫びと今後の対応について （1.13 12:45）

■関連記事
・楽天証券のシステム障害は人災　被害はネット証券史上最大
・ネット証券Blog:楽天証券のシステムが重くて文句がでているようだ
・22日後場、複数の証券会社で同時多発障害が断続的に発生したらしい
・年末年始は、2004年4月並の活況か！一部ネット証券が臨時のシステム増強