松井証券の預株サービスが株主優待を受け取れるのに対して、マネックスの貸株サービスは、株主優待を受け取れなかったため、マネックスの顧客はその点を不満に思っていたのかもしれない。

対象銘柄を見ると、例えばダイエー(2/4現在230円)x500株で115000円購入して、株価が2月末まで変わらないとすると、貸株として3月に持ち越せば、株主優待の代わりに1000円還元されるので利回りは、0.87％になる。2月28日に買って貸株にして3月1日に売ればいいのではないかと思ってしまうだろう。

しかし、そんなうまい話が世の中あるわけがない。なぜかというと、
　・手数料で間違いなく往復それぞれ1000円以上かかる
　・2月23日の権利付最終日以降株価が下がっていく可能性がある
ためだ。安易にお得だと思って、買ってみたら結局損をしたということにならないようにしたい。すでに対象銘柄を保有している人は2月末に貸株対象にしておけば1000円得するので利用してみてもいいだろう。

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