日経ビジネスライブドア記事日経ビジネス(2005.02.07号)の特集「株価が踊る」に、ライブドア証券の口座数を間もなく公表するとの、ライブドア熊谷取締役のコメントがあった。四半期決算発表に注目が集まる。
ライブドア
株主をネットで優待、味方に

金融事業でも株主が核に

 ライブドアが注力する金融事業にとっても、株主は重要な存在となる。というのも、彼らは株式投資の初心者ではなく、既に投資経験のある”優良顧客”となり得るからだ。
 昨年2月、ライブドアは日本グローバル証券(現ライブドア証券)を買収、金融戦略の中核に位置付けた。「ライブドア株の所有者がライブドア証券に口座を持つのは自然な流れ」(新光証券の奥川智彦アナリスト)。ライブドア証券は口座数を公表していないが、「間もなく口座数を公表する。株式市場に対してかなりのビックサプライズになる」と熊谷取締役は目論む。

間もなく口座数を公表するということだが、2月9日の05年第1四半期決算発表で公表する可能性が高い。熊谷取締役がビックサプライズと言うのだから5万口座はとっくにいっているとして、10万口座に到達している可能性も非常に高い。

下に、ネット専業証券の10万口座到達にかかった月数を並べてみた。インターネット人口や相場により条件は異なっているが、最速はソフトバンク系のイー・トレード証券の12ヶ月である。ライブドアは実質去年の9月からオンライン取引を開始しているので、2月に到達でも6ヶ月で、業界最速となる。

10万口座達成 月数(オンライン取引サービス開始月から)
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12ヶ月(1年00ヶ月) イー・トレード証券
14ヶ月(1年02ヶ月) マネックス証券
23ヶ月(1年11ヶ月) DLJDirectSFG証券(現 楽天証券)
32ヶ月(2年08ヶ月) カブドットコム証券(旧 日本オンライン証券〜)
56ヶ月(4年08ヶ月) 日興ビーンズ証券
63ヶ月(5年03ヶ月) 松井証券
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(ネット証券Blog調べ)

早くも主要ネット証券の仲間入りになるライブドア証券だが、2月〜3月に取引システムの改善もある。早く使い勝手の面でも大手に一歩でも近づいてほしい。

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