楽天証券楽天証券は、1月12日に発生したシステム障害での顧客へのお詫びとして、2月7日(月)〜10日(木)の4日間手数料を半額にする。投資家の間では、半額にすると取引が増えてシステム障害が再発するという不安もあるが、楽天証券としてはここを無事に乗り越えて信頼を回復したいところだ。
手数料半額取引の実施について

平素は楽天証券をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
1月12日(水)に発生した弊社システム障害につきましては、多くのお客様にご迷惑をおかけし誠に申し訳ございませんでした。

1月13日付けにて掲載させていただいた「2005年1月12日の弊社システム障害のお詫びと今後の対応について」においてお伝えした通り、システム障害に対する私どもからのお詫びとして、国内株式手数料の半額取引日を設定させていただきます。

手数料半額取引日 : 2005年2月7日(月)〜2月10日(木)の4日間
対象取引 : 国内株現物取引および信用取引に係るすべての取引

【重要】手数料の取扱いについて

2月7日〜10日に実施する手数料半額取引では、通常の手数料額をいったん拘束し、大引け後のシステム処理で半額分をお戻しいたします。
そのため、ザラバ中や大引け後のシステム処理が終了するまでは購買余力から通常の手数料額が拘束されます。
また、お取引においても通常の手数料額分の購買余力が必要になりますので、ご注意ください。
なお、手数料半額取引は、ひとつき割引の約定回数カウント、マーケットスピードの無料使用条件、ブックビルディングへの参加条件の対象になります。

この機会にご利用いただければと思います。


手数料が半額になるので単純に売上げが半分になるというのは楽天証券にとって痛いだろう。そしてその分注文が殺到したら大変なことになる。それでおあえて手数料半額を4日間設定したのは、ここでシステムが万全になったことをアピールして信頼を回復したいという楽天証券側の判断なのだろう。

他社に比べて、システム増強が後手後手に回っている感のある楽天証券だが、ここで抜本的に改善して、これ以上の顧客流出は食い止めてほしいものだ。

今回は一応、キャンペーンのカテゴリ記事として書いておいた。

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