
■オルタナティブ投資セミナー会場を「新高輪プリンスホテル」に変更
ゲストの眞鍋かをり効果なのか、時の人村上世彰氏効果なのか、はたまたネット証券Blogで紹介した効果なのかはわからないが、マネックス証券・日興ビーンズ証券の予想をはるかに上回る応募があったため、急遽収容人数の多い会場に変更したようだ。
しかし最近のネット投資家の増加を考えれば、大手ネット証券2社がセミナーを開催するれば、これぐらい集まっても全然おかしくはない。昨年9月の両社のセミナーには、ネット証券評議会も同時開催をしてきたが、それがないのも一極集中した原因だろう。
また、ネット証券Blogでオルタナティブセミナーのネタとか、マネックスNEWSの動画配信のネタを書いてから、急激にマネックス証券の資料請求数が増えている。(月次の口座開設数はあまり増加していないのに) 個人投資家がオルタナティブ投資という他の証券会社でほとんど扱っていない商品に注目しているようだ。
ともかく松本大社長以下、両社関係者にとってはうれしい悲鳴だろう。なんといっても、予定の2倍強の宣伝効果が見込めるし、ファンドの販売予想も上方修正してるんじゃないだろうか。ということは、MBHの株価にも影響してもよさそうな気がする・・・
ところで、新高輪プリンスホテルというと、証券取引法違反容疑で逮捕されたコクドの堤義明前会長が政界への人脈を活用して、今でも自民党や民主党の資金パーティーが行われていて、
「細田官房長官は、堤義明コクド前会長が西武鉄道の有価証券報告書虚偽記載問題で東京地検特捜部に逮捕されたことに関連し、自らが所属する自民党森派がパーティーなどの開催でプリンスホテルを利用していることについて、特別な配慮ではないとの認識を示した
というニュースが最近あったが、堤義明前会長は政治家パーティーの需要を見込んで2000人収容可能な会場を作っていたようだ。
『政治資金パーティーはプリンスホテル』の理由
プリンスホテルが自民党各派や政治家の政治資金パーティーなどに強い理由は何か。
プリンスホテル側は「使い勝手がいいという評判があって利用も増えた。それに伴い、さらに大規模パーティーに対応できる受け入れ態勢を整えてきた結果」と話す。
前出のホテル業界関係者も「二千人以上規模のパーティーを開く場合、少なくとも三百五十坪以上の会場の広さが必要。その点、四百坪以上の大宴会場を擁するプリンスとニューオータニは有利だ」と指摘する。
新高輪プリンスホテルでは三千人規模以上のパーティーが可能な大宴会場もある。
そんな曰くつきの場所で、西武鉄道の株式を取得し西武グループ経営改革委員会に待ったをかけている村上世彰氏が2000人の投資家に講演することになった。
■ 関連ニュース
・マネックス・ビーンズのセミナー(3/12)には、ライブドア×フジテレビのキーマン村上世彰氏も出演する
・マネックス・ビーンズが3月12日(土)に、オルタナティブ投資セミナーを開催。ゲストに眞鍋かをり、司会に佐藤まり江。