韓国RTF社のリアルタイム・トレーディングツール先日発売になった会社四季報(春号)のシンプレクス・テクノロジー(4340)のページに、韓国RTF社製のリアルタイム・トレーディングツールの独占販売権取得について「すでに引き合いあり」という記述があった。リアルタイム・トレーディングツールなので、ネット証券が採用する可能性が高そうだ。

韓国RTF社のリアルタイム・トレーディングツール

シンプレクス・テクノロジーは、2月に韓国のRTF社のリアルタイム・トレーディングツールの日本での独占販売権を取得し、ASPで国内の証券会社へツールを提供すると発表している。同社は3年で10億円以上の売上げを見込んでいる。2月中旬時点ではまだ受注はないとのことだったが、会社四季報(春号)では、以下のように書いてあり近い将来受注の可能性があるようだ。
【新機軸】2月、個人投資家向けリアルタイムトレーディングシステム独占販売権を韓国企業から取得。すでに引き合いあり。

現在、注文機能付のリアルタイム・トレーディングツールで先行しているは、楽天証券、カブドットコム証券、日興ビーンズ証券、イー・トレード証券の4社。下の表に注文機能がないものも含めて、証券会社の投資ツール提供状況をまとめてみた。

シンプレクスのRTF社ツールを採用しそうなのは、本体のシステムもASPで借りて使っている松井証券や、大手ネット証券を追い上げているライブドア証券が有力だ。マネックス証券は、日興ビーンズと合併するのでマーケットライダープレミアムにまとまるだろう。オリックス証券やリテラ・クレア証券などの可能性もある。

証券会社名ツール名注文機能
楽天マーケットスピード
(独自開発・シンボリックテクノロジー)
あり
カブドットコムカブマシーン
(QUICK)
あり
日興ビーンズマーケットライダープレミアム
(QUICK)
あり
イー・トレードHYPER E*TRADE
(ISID・テックタンク・韓国FAS社)
あり
マネックスマネックススピードプラス
(QUICK)
注文画面リンク
オリックスどこでもトレーダーPro.
(CSK)
注文用HTML表示
リテラ・クレアハイパートレードPro
(CSK)
注文用HTML表示
松井ネットストックトレーダー
(QUICK)
ディーリング・ブラウザ
(CSK)
なし
エイチ・エスMarket Navigator
(CSK)
なし
丸三証券リアルブローカー疾風くん
(不明)
なし
ライブドアなしなし
・マネックススピード、松井証券株価ボード、livedoor StreamerなどのQUICK Streamer系ツールは除外した。

2月のプレスリリース(PDF)
シンプレクス・テクノロジー
RTF社(日本語版)

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