システム障害の話題は本当はしたくないのだが、ヤフーに登録されて紹介文に「システム障害等のニュース。」と書かれてしまったのと、連日障害がおきているのにネット証券Blog経由でその証券会社の資料請求が連日されていて何も言わないのは良くないと思ったので取り上げるのだが、オリックス証券で連日トラブルが発生して「飛躍的な改善は困難」な状況らしい。
という2ちゃんねるの書き込みだが、本物のお詫び文らしい。とりあえず、アクティブな取引は当面難しそうなので他の証券会社を使った方がいいだろう。
原因はデータベースの性能劣化とかその対処による副作用とのことだが、口座数急増・取引急増にシステムの処理能力が追いついてないようだ。
ちなみに最近のオリックス証券の口座増加数はこんな感じ。
2月は手数料改定の効果が出て前月比1.9倍の2100口座増。2004年4月の3000口座増に次ぐ過去2番目の多さだった。今月も多そうだが、ネット証券Blog経由の資料請求数は前月比12倍ペースというか、2月は1件だけだったのに、今月はなぜか既に12件も資料請求をカウントしている。(しかも障害の当日も)
やはり、2004年4月の口座増加数急増の後の6月24日にもオリックス証券では障害が起きているし(毎日新聞)、今年1月の楽天証券の2回の障害のもとになったのも面接廃止による信用口座数の急増だったし、センチュリー証券も数値不明だけどたぶん手数料が安いのに引かれて口座数が増えてそうだし、ライブドア証券が月初にプレミアムトレード参加者増大で重くなるなどしているので、口座増加数が前月比で2倍以上になったらとりあえず黄色信号なんだろう。これぐらいの規模の証券会社にとっては。
また、ヘビーユーザーの乗り換えも原因の一つと考えられる。
初めてオンライン取引をする人は、まず知名度の高い大手のネット証券に口座開設する人が多いのだが、規模がそれ以下の証券会社は初心者への宣伝広告力が低く、手数料の値下げのアピールによって他社の顧客を奪うという広告戦術を取らざるをえない。よって口座開設者の中に占める、他社からの乗換組(ヘビーユーザー)の比率は高いと思われる。口座開設者が急増することは、ヘビーユーザーの急増となり、証券会社の予想をはるかに上回る取引量の急増につながるわけだ。
ということだが、ネット証券Blogでもオリックス証券の広告は近日中に自粛するかもしれない。週末に検討しよう。
■ 関連記事
・2005年2月度 主要ネット証券口座数・売買代金データ集計結果
・オリックス証券 1日約定代金300万円超から600万円の手数料を3,150円に値下げし、日計り片道手数料も無料化
・22日後場、複数の証券会社で同時多発障害が断続的に発生したらしい
●お詫び現状説明
まずもって、インターネット証券会社としての機能を果たさせていただいて
おりません事を深くお詫びいたします。
現状につきましてご説明いたしますと、個々の障害につきましては、応急措置を施す事しか対応する事が出来ません。昨日3月23日の原因はデータベース更新処理の性能劣化でしたが、性能劣化を改善いたしますと別の個所が副作用といたしまして新たな障害につながります。誠にお恥ずかしい話ですがその都度、システム部にサーバー増設等全力で対応させておりますが、全く改善に至っておりません。
胸襟を開いてお話させていただきますと、これからも全力をあげて対応させて
いただきますが、飛躍的な改善は困難であると思われます。申し訳ありません。
また、お客様に大変ご迷惑をおかけいたしております新規顧客の勧誘は、
現広告契約が切れます4月以降は行ないません。
当社は今年6月下旬予定で新システムに切替えます。
新システムは現行システムに比べ、概ね5倍のシステム容量になります。
それまではご迷惑をおかけいたしません様、最善の努力をいたしてまいります。
どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。
という2ちゃんねるの書き込みだが、本物のお詫び文らしい。とりあえず、アクティブな取引は当面難しそうなので他の証券会社を使った方がいいだろう。
原因はデータベースの性能劣化とかその対処による副作用とのことだが、口座数急増・取引急増にシステムの処理能力が追いついてないようだ。
ちなみに最近のオリックス証券の口座増加数はこんな感じ。
2月は手数料改定の効果が出て前月比1.9倍の2100口座増。2004年4月の3000口座増に次ぐ過去2番目の多さだった。今月も多そうだが、ネット証券Blog経由の資料請求数は前月比12倍ペースというか、2月は1件だけだったのに、今月はなぜか既に12件も資料請求をカウントしている。(しかも障害の当日も)
やはり、2004年4月の口座増加数急増の後の6月24日にもオリックス証券では障害が起きているし(毎日新聞)、今年1月の楽天証券の2回の障害のもとになったのも面接廃止による信用口座数の急増だったし、センチュリー証券も数値不明だけどたぶん手数料が安いのに引かれて口座数が増えてそうだし、ライブドア証券が月初にプレミアムトレード参加者増大で重くなるなどしているので、口座増加数が前月比で2倍以上になったらとりあえず黄色信号なんだろう。これぐらいの規模の証券会社にとっては。
また、ヘビーユーザーの乗り換えも原因の一つと考えられる。
初めてオンライン取引をする人は、まず知名度の高い大手のネット証券に口座開設する人が多いのだが、規模がそれ以下の証券会社は初心者への宣伝広告力が低く、手数料の値下げのアピールによって他社の顧客を奪うという広告戦術を取らざるをえない。よって口座開設者の中に占める、他社からの乗換組(ヘビーユーザー)の比率は高いと思われる。口座開設者が急増することは、ヘビーユーザーの急増となり、証券会社の予想をはるかに上回る取引量の急増につながるわけだ。
お客様に大変ご迷惑をおかけいたしております新規顧客の勧誘は、
現広告契約が切れます4月以降は行ないません。
ということだが、ネット証券Blogでもオリックス証券の広告は近日中に自粛するかもしれない。週末に検討しよう。
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・22日後場、複数の証券会社で同時多発障害が断続的に発生したらしい