携帯電話向け情報配信のフォーサイド・ドット・コムは24日、無担保転換社債型新株予約権付社債(CB)500億円を発行すると発表し、UBSがそのすべてを引き受けることになった。空売りを目的とした借株を一切行わない契約になっているが、UBSは松井証券と提携しているため、今後転換した株を松井証券で販売する可能性がある。
フォーサイドのCBは、転換価格の修正条項が付いているMSCBということを嫌気して25日は株価が11%も下落した。しかし空売りを目的とした借株を一切行わない契約であり株価への影響を抑える仕組みを盛り込むとしている。また、UBS証券は松井証券との提携を利用して、松井証券を利用する個人に小出しで転換株式を販売する可能性がある。松井証券で販売される場合は、松井証券を使う個人投資家は市場価格より若干低い値段で投資家が購入することができる。一気に市場に売り出せば影響が大きいが、販売の仕方によっては影響は限定的になるかもしれない。
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フォーサイド、CB500億円発行(日経新聞)
携帯電話向け情報配信のフォーサイド・ドット・コムは24日、無担保転換社債型新株予約権付社債(CB)500億円を発行すると発表した。第三者割り当ての形でUBS証券が全額を引き受ける。調達資金はM&A(企業の合併・買収)に充てるとしている。
払込日が4月11日で、利率ゼロの1年債。M&Aの対象はソフト版権を持っている会社などという。転換価格の修正条項が付いており、株価に応じて毎週見直されることになる。見直す転換価格の範囲は4月11日現在の株価の1.5倍から半分の間とする。
発行額は1月末時点の同社の総資産(450億円)を上回る規模。現状程度の株価で今回のCBがすべて株式に転換されると、発行済み株式数は約3割増加する。
UBSとの間で、UBSが空売りを目的とした借株を一切行わない契約を結んだ。株価が大幅に下落した場合、フォーサイドが発行価額の100円でCBを償還するオプションも付け、株価への影響を抑える仕組みを盛り込んだとしている。
フォーサイドのCBは、転換価格の修正条項が付いているMSCBということを嫌気して25日は株価が11%も下落した。しかし空売りを目的とした借株を一切行わない契約であり株価への影響を抑える仕組みを盛り込むとしている。また、UBS証券は松井証券との提携を利用して、松井証券を利用する個人に小出しで転換株式を販売する可能性がある。松井証券で販売される場合は、松井証券を使う個人投資家は市場価格より若干低い値段で投資家が購入することができる。一気に市場に売り出せば影響が大きいが、販売の仕方によっては影響は限定的になるかもしれない。
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