カブドットコム証券カブドットコム証券が、5月1日から「シニア割引」、「株主推進割引」など2つの現物株式手数料割引プランを新設すると発表した。また、「約定代金1万円以下は無料」を廃止し、「約定代金2万円以下は105円〜」を追加するそうだ。
今回の手数料体系新設の目玉は「シニア割引」で、これは60歳以上の客は、現物株式の数料を通常の1割引にするものだ。カブドットコム証券としては、ペイオフ解禁後と団塊世代のリタイアによる豊富な資金需要を取り込むつもりなのだろう。

もう一つの目玉は、「株主推進割引」で、カブドットコムが指定する銘柄に限り、現物株式の買付手数料を通常の半額とするそうだ。ただし売るときは通常の手数料なってしまう。今のところ対象銘柄は、やなおっさん(8703)のカブドットコム証券のみだ。そのうち、三菱UFJホールディングスや伊藤忠商事なども対象になるかもしれない。

この2つの割引制度は、どちらも現物株のみが対象で、信用取引では適用されないので注意が必要だ。

また、唯一ライブドアも無料で購入することができた「約定代金1万円以下は無料」サービスは4月いっぱいで廃止となり、代わりに「約定代金2万円以下は105円〜」が新設されるそうだ。

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ITmediaニュース:60歳以上なら株式手数料を優遇 kabu.com

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