楽天証券楽天証券の4月の売買代金は1兆6164億円で、 相場低迷の影響で3月より約2割減ったが、DLJディレクトSFG証券時代を含めて初めて、日本株売買代金で松井証券を僅差で上回った。自動入金や出勤手数料の無料化や楽天イーグルスのスポンサー になったことによる知名度の向上効果が出たようだ。


松井証券と楽天証券の月別売買代金推移

楽天証券の前身DLTディレクトSFG証券時代には、米国株を含む売買代金では、2002年ごろの相場低迷期に松井証券を 上回っていたことがあったが、日本株のみの比較では会社創立以来松井証券を上回ることはこれまで1度もなかった。また、2002年1月にイー・トレード証券に抜かされて以来の2位奪回にもなる。

今回、売買代金で松井証券を上回った原因としては、自動入金(無料)の取り扱い行増加や、いままでジャパンネットバンク銀行だけ無料 だった出金手数料を完全に無料にしたことなどのサービスの向上と、新規参入で見事な負け続けぶりが話題になっている東北楽天ゴールデンイーグルスの スポンサーになって知名度が向上したことがあげられる。あれだけ負けているのを見ると、縁起が悪くて口座を使っていられないという 人もいそうな気がするが、プロ野球に関心がある人が楽天の文字を見て口座を開き、積極的に株取引に参加してきているようだ。

しかし、本業が好調なのに、一般のマスコミに取り上げられるのは野球の勝敗ばかり。キーナート氏って結局なんだったんだろう。
三木谷社長はプロ野球の経営を本気で勉強し直したほうがいいだろう。