カブドットコム証券斉藤正勝社長13日の日経新聞にカブドットコム証券の斉藤正勝社長の記事があった。筋肉質の企業体質にして、現在ネット証券では松井証券についで二位のコスト競争力でトップを目指したいそうだ。


当面の経営目標は、株主資本利益率(ROE)を今三月期の17%から20%台に引き上げることだ。そのためには、株式の売買委託手数料を反感日で割ったコストカバー率を高め、さらに筋肉質の企業体質にする必要がある。現在、前下期のカバー率はネット証券では松井証券に次いで二位。ぜひコスト競争力ではトップを目指したい。
 七月から、UFJ銀行との証券仲介業が始まる。新たな顧客を開拓できるほか、自社で運営する売買システムやコールセンターを提携行に提供することで使用料収入も見込める。システムを外部委託している同業他社では不可能だ。前期末の配当は見送ったが、根気の決算次第では、配当を実施していきたい。(日本経済新聞13日朝刊)

ほかのネット証券がシステムを外部委託する一方で、カブドットコム証券は自前でやっている。カブドットコム証券はシステムやコールセンタを提携行に提供して逆にアウトソーシングで稼ぐビジネスモデルを築こうとしているようだ。これは、多少相場が低調でもコンスタントに収益をあげられる事業になるかもしれない。

カブドットコム証券のビジネスは先進的ことやユニークなところがあっておもしろい。これに限らず今後も注目だ。