ついにYahoo!Japanが証券仲介業進出する。提携する証券会社はSBIグループのイー・トレード証券と日興コーディアルグループ。Yahooのホームページ上で口座開設を受け付けたり、ソフトバンク・グループファンドの販売も行うそうだ。
Yahooは既に昨年の株主総会で、定款の中に「証券仲介業」を入れることを決議していた。一時は証券会社の設立も検討したこともあったようだが、井上社長はインタビューで、Yahoo!Financeでの証券会社の広告獲得を優先するため、進出には慎重であると述べていた。
では、今回、Yahooが証券分野に進出するにあたって、証券仲介業という形態を選択したのはなぜなのだろうか? 後続のポータルサイトを擁する楽天、ライブドアはグループ内に証券会社を持ちグループの主要な収益源になっている。しかしYahooはポータルサイトに特化した経営を行っている。おそらくYahooは証券業自体で、Yahooの収益を大幅に向上させるような戦略は持っていないのではないだろうか。Yahooの狙いは、株式や投資信託などの金融商品に興味関心のある比較的高齢のネットユーザをYahooプレミア会員として取り込んで、オークションやショッピングなどの今までは30代以下に人気のあったマーケットプレイスを利用させようと考えている可能性が高い。それゆえに競争の激化が予想されるネット証券設立ではなく、証券仲介業で十分だったということだ。
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