ネット証券口座数グラフ口座数などのネット証券のデータ集(Excel)をアップデートした。ライブドア証券とカブドットコム証券のシェアの差がわずか0.1%となり、ライブドア証券のは対面取引の数値も含まれていて単純に比較していいのかわからないが、来月には順位が逆転する可能性が出てきた。

証券口座数  〜楽天の講座増加数が4ヶ月連続過去最高で好調を持続〜
 楽天証券と松井証券が先月より講座増加数を伸ばし、他社は横ばいだった。楽天証券は過去最高を更新し、7月には30万講座を達成している。松井証券も過去3番目の増加数。マネックス・ビーンズ証券は1万口座割れ。イー・トレード証券は7月中に70万口座に達する見込みだ。

証券会社名 証券口座純増数
(2005/06)
累計
イー・トレード + 29,783 683,696
楽天 + 19,213 299,611
松井 + 15,332 314,216
マネックス・ビーンズ + 9,441 453,140
カブドットコム + 7,976 262,291
ライブドア + 4,823 173,261
オリックス + 2,792 79,615
エイチ・エス + 1,222 61,094



信用口座数  〜松井証券の信用口座数が急増〜
 先月4位に低迷していた松井証券が過去最高となる2332口座増で2位に返り咲いた。信用取引口座開設完全無料キャンペーン開始で信用口座の申し込みに収入印紙を不要にしたことが顧客に好感されたようだ。5月には、マネックス・ビーンズ証券が収入印紙を不要にして松井を超える信用口座増加数を記録しているが、逆に松井証券が同じ手を使って抜き返した形だ。

証券会社名信用口座純増数
(2005/06)
累計
イー・トレード + 3,174 70,572
松井 + 2,332 55,880
楽天 + 1,496 30,048
マネックス・ビーンズ + 1,158 27,155
カブドットコム + 715 26,656



売買代金 〜カブドットコムとライブドア証券の差が0.1%に〜
 
6月は、四半期末現象で、全社前月よりシェアが低下した。ただし、売買代金は全証券会社が前月より増加していて、先月で底を打ち上昇に転じてきそうな気がする。
 比較的健闘したのは、マネックス・ビーンズ証券とライブドア証券だった。マネックス・ビーンズ証券は、松井証券とのシェアの差を1.9%まで詰めた。初のIPO主幹事で7割の引受けシェアを獲得したドリームバイザー・ドット・コムの売買が売買代金を押し上げた可能性がある。また、ライブドア証券はついにカブドットコム証券とのシェアの差をわずか0.1%まで詰めた。来月にはライブドア証券が6位に浮上する可能性がある。


 ネット証券 売買代金 順位 

2005年6月確定版
順位 証券会社

月間
売買代金
(百万円)

1日平均
売買代金
(百万円)
シェア 前月比 シェア差
1 イー・トレード証券
3,958,390
179,926
22.0% -5.7% -
2 楽天証券
1,858,714
84,487
10.3% -2.6% 11.7%
3 松井証券
1,708,605
77,664
9.5% -2.9% 0.8%
4 マネックス・ビーンズ証券
1.363,726
61,988
7.6% -1.0% 1.9%
5 カブドットコム証券
830,545
37,752
4.6% -1.4% 3.0%
6 ライブドア証券
807,245
36,693
4.5% -0.7% 0.1%
7 オリックス証券
480,339
21,834
2.7% -1.0% 2.0%
- 個人委託売買代金計
18,014,101
818,822
100% - -