ネット証券Blogの弱みは、平日にブログの投稿ができなくなることが多く、とりあげられなくなるニュースが多いということだ。専業?ブロガーになるわけにもいかないので、また1投稿に複数のニュースを羅列する形式をやってみようと思う。


イー・トレード証券が決算発表、来年8月に商号をSBIイー・トレード証券に変更

平成18年3月期 第1四半期財務・業績の概況(連結・個別) (PDF)

平成18年3月期 第1四半期決算説明資料 (PDF)
・受入手数料では松井を抜いている。営業収益でも僅差。利益も差を縮めている。
・1-3月期との比較では大手5社で唯一業績拡大。
・引受金額・件数でネット証券トップ
・Yahoo!JAPANとの仲介業提携は8〜9月ごろから
・キャッシュカードを2006年1月に郵貯ATMでも使えるようにする
・クレジットカードは、JCB以外との提携も健闘
・従来のシステム構成を3倍にする150万口座対応実施予定。
・E*TRADE USの成功ノウハウを日本においても展開する。(USの成功例 銀行を買収し業績を大きく伸ばす。)

商号変更に関するお知らせ

株主総会ではイー・トレードは変えないといっていたけど、冠だけはかぶせるようだ。イー・トレードのブランド強化というよりは、SBIブランドの知名度向上が目的か。来年8月に商号を変更するということは、少なくともそれまでは、SBI証券との統合はないのかな。



楽天が下げたらまた下げる=SBI北尾CEO  [東京 27日 ロイター]
 SBIホールディングス<8473>の北尾吉孝・最高経営責任者(CEO)は27日、連結子会社のイー・トレード証券<8701>と、業界大手の楽天証券などとの間で激化している手数料引き下げ競争について、「うち(イー・トレード)が絶対に手数料最低水準をキープする。楽天証券が今度下げたらまた下げる」と語り、今後も手数料を業界最低水準に維持することで、顧客取り込みを加速させる考えを示した。


asahi.com: 手数料戦略で明暗分かれる ネット証券5社決算

松井証券以外の4社は実質的な増収増益だった。

 松井は昨年、1日計10万円以下の売買手数料を無料化したが、それより売買額が多い顧客の手数料は据え置いた。その結果、以前から低水準のイー・トレードや値下げした楽天に顧客が流れ、イー・トレードは営業収益で初めて松井を抜きトップに立った。

 大和証券が5月からネット手数料を大幅に引き下げたが、ネット専業各社への影響はほとんど見られない。


ロイター
「大和の手数料値下げは利益増加に結びつくかは現時点では不透明」(ゴールドマン・サックス証券)
 一方、これまで大手証券すべてが放置し続け、ネット専業のイー・トレード証券<8701.Q>などに顧客を奪われてきた株の売買回転率の高い個人投資家をターゲットにするサービスを巡っても、今年5月に大手で初めて大和証券が手数料をネット証券並みに引き下げるなど、顧客奪回に動き出した。


 しかし、「手数料率が低下した分を埋め合わせる以上に売買取引が増加し、利益増加に結びつくかどうかは現時点では不透明」(ゴールドマン・サックス証券)との指摘がでている。




松井証券
ネットストックトレーダー等のバージョンアップのお知らせ
・ジャスダック証券取引所の複数気配情報変更に対応とか



オリックス証券
先物・オプション取引手数料引下げのお知らせ
・先物取引 日計り返済手数料無料に。
・オプション取引の引下げ率は約14%、さらに下限・上限手数料を大幅に引下げ。
・必要保証金引下げ(プライススキャンレンジの1.2倍)



ビービーネットが証券業に進出
当社子会社による証券業免許申請に関するお知らせ(PDF)
ビービーネット証券株式会社は、証券業界において多年の経験を有するスタッフを配し、証券業登
録が承認された場合は、主として以下の業務を行う予定であります。
・アライアンス企業の資本政策に沿った株式、有価証券の売買の媒介、取次ぎ、代理
・アライアンス企業の株式、有価証券の募集、売出しの取扱い、私募の取扱い
・アライアンス企業に対する資本政策、株式公開等のコンサルティング、株式公開後の保有
・当社グループ内における総合的資本政策の企画・立案
尚上記各業務の推進に当たっては、日本証券業協会の定める公正慣習規則を遵守いたします。また不特定多数の一般顧客から注文を受け、上場有価証券の売買を行う取引注文取次ぎ業務は当面行う予定はありません。

松井の「夜市」でおなじみのビービーネットがアライアンス企業を対象に投資銀行業務をやるようだ。アライアンス企業の育成を目的としたファンドの組成等も行いたいとのこと。ただし、リテール向けのサービスはやらない。