イー・トレード証券イー・トレード証券が、ようやくIPOの主幹事業務を開始する。第一号は名証セントレックスに上場するアークコア。上場日は9月15日の予定だそうだ。

新規株式公開における主幹事引受業務の開始について

当社は、このたび新規株式公開における主幹事引受業務を開始することとなりましたので、お知らせいたします。

当社が主幹事引受けを行うのは、中古バイクの査定及び買い取り等を手がける株式会社アークコア(東京都大田区 代表取締役社長 正渡 康弘)で、本日、名古屋証券取引所よりセントレックス市場への上場が承認されました。上場日は9月15日(予定)となっております。

当社は、顧客中心主義のもと、最低の手数料で最高のサービスを顧客に提供すべく、業界最低水準の手数料及び幅広い商品・サービスを従来より顧客に提供してまいりました。その結果として個人投資家から圧倒的なご支持をいただき、オンライン専業証券会社においては口座数、売買代金及び預り資産残高のすべてで第一位となっております(平成17年6月現在、当社調べ)。一方では、平成17年度第一四半期において、新規株式公開での引受業務における関与率が全証券会社中第一位となるなど、当社が標榜するオンライン総合証券会社としての基盤を着実に固めています。

当社は、平成11年6月以降、新規公開企業の上場にあたっては数多くの引受業務に注力してまいりました。今後は、オンライン総合証券会社として、主幹事引受業務開始を契機により一層新規株式公開に関する業務を推進し、発行市場と個人投資家を中心とした流通市場の橋渡し役として、引き続き資本市場に貢献していく所存です。


イー・トレード証券は今年のはじめごろから主幹事業務に参入することを明言してきたけど、第一四半期決算の説明会では北尾会長が、ヘラクレスの新規公開一時停止の影響で遅れていると話してた。今回第一号となるアークコアは、名証セントレックスなので、ライブドア証券の第一号となったエフェクター細胞研究所と同じだ。北尾会長がエフェクターIPOの失敗を激しく非難していたけど、アークコアのIPOが成功するかどうか注目だ。

主幹事業務獲得によりアークコアの引受シェアはおそらく、イー・トレード証券が7割以上を占めることになり、イー・トレードの顧客はかなり恩恵を受けることになるだろう。イー・トレード証券としてもIPOを成功させれば顧客の預り資産を増加させることができる。

【関連記事】
マネックス・ビーンズ証券が初のIPO主幹事証券会社に
ライブドア証券、IPO初主幹事のエフェクター細胞研究所が暴落、非難の声も
ライブドア証券でエフェクター細胞研究所のIPOが当たっても電話でしか売却できないらしい
「投資銀行本部」を新設した楽天証券が名証の総合取引参加者資格の取得