イー・トレード証券イー・トレード証券が、楽天証券の「ワンショットコース」発表の数時間後、手数料の値下げを発表した。北尾会長が「楽天証券が下げたら、また下げる」と言っていたとおり、即座に値下げを行って見せたことになる。

株式委託手数料の引き下げについて

イー・トレード証券の北尾会長は、SBIの決算発表説明会で、「うち(イー・トレード)が絶対に手数料最低水準をキープする。楽天証券が今度下げたらまた下げる」と言明していたが、17日の楽天の決算発表で明らかになった楽天証券の手数料値下げを知り、すぐに対抗値下げを決断・発表してきたようだ。

イー・トレード証券のトップページでは画像で目立つように値下げを告知しているので、事前に楽天証券の値下げに備えてテンプレートを準備していた可能性もある。ただし、前回の楽天証券の値下げに対する値下げでは、楽天証券よりも安い値段としていたが、今回(10月から)の値段設定は完全に楽天証券と同じ額になっている。

また、前回と異なり、現物約定代金50万円未満だけでなく、ドル箱領域だと思われる、約定代金50万以上も7%〜12%値下げし、さらに信用取引手数料も大幅に値下げしているので、さすがに収益に影響してくるのではないだろうか。

それにしても、楽天とイー・トレードはいったいどこまで安くするのだろうか? 500円以下まで下がると、小さな差はあまり気にならなくなってくると思うのだが。

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