松井証券松井証券は、9月5日から、1日の売買代金が10万円以下の場合手数料が無料になるミニ・ボックスレートの対象外銘柄を撤廃すると発表した。今までライブドアなどいくつかの銘柄が対象外銘柄になっていたが、対象となることで、手数料無料でライブドアの1株株主になることも可能になる。

■掲載日時 09/02 17:00

2005年9月5日(月)取引分より、お客様からご要望の多かったミニ・ボックスレート対象外銘柄を撤廃します。

■ ミニ・ボックスレート対象外銘柄の撤廃
1日の株式約定代金合計が10万円以下の場合、銘柄に関わらず、原則手数料は無料となります。

※ミニ・ボックスレートは株式取引のみ適用します。先物・オプション取引は適用対象外です。

※今後、ミニ・ボックスレート対象外銘柄を設定する場合があります。

ミニ・ボックスレート対象外銘柄を撤廃することで、お客様の利便性はますます高まります。

松井証券は今後も個人投資家の利益に資するサービスの拡充に努めてまいります。


これは、松井証券のトップページではなく、ログイン後の画面のお知らせだが、かなりのインパクトがありそうだ。カブドットコム証券の臼田さんのブログによると、上場企業で10万円以下で購入できる銘柄は6月の時点で424銘柄あり、全体の10%を超えていたらしい。

松井証券のミニ・ボックスレートで対象外となる銘柄が多くあったため、顧客から不満の声が多くあった。また、ライブドアを10万円未満無料だと思って購入したら、3150円の手数料をとられてしまったという人も多かったようだ。対象外銘柄の撤廃は、お知らせにあるとおり、お客の要望に応えたという意味と、楽天証券やイー・トレード証券の手数料値下げに対するけん制の意味がありそうだ。

なお、1日の売買代金10万円未満だからといって、1株ずつ細切れにして大量に注文すると注意されることがあるらしいので、ほどほどにしておいたほうがいいだろう。

【関連記事】
松井証券 余裕の「10万円以下手数料無料」の恒久化宣言
松井証券 為替証拠金取引「NetFX」の最低手数料を撤廃