Meネット証券は、カブドットコム証券との合併による取扱商品・取引ルール・Q&Aについての情報を更新した。それによると、合併後は、現在のカブドットコム証券のサービス内容に統一され、若干取引できなくなる商品や制限もあるが、Meネット証券の顧客にとってはおおむねメリットがある内容のようだ。

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カブドットコム証券との合併は、Meネット証券の顧客にとっては、カブドットコム証券への口座移管となるが、両社に口座を持っている人は、カブドットコム証券のほうに資産が移り口座数は一つになるそうだ。Meネット証券だけに口座を持っている人が、年末にカブドットコム証券に口座開設の申し込みをしたりすると面倒なことになりそうだが、おそらく適当な日付を境に口座開設が拒否されるか、新規開設口座にMeネット証券分の資産が移されるのだろう。

さてMeネット証券によると、カブドットコム証券との合併により、顧客へのサービスは拡充されメリットは大きそうだ。もともとカブドットコム証券のほうが取扱商品や取り扱い市場、ツールが豊富で一般信用取引もあったので当然だろう。

逆にデメリットをあげるとすると、GS米ドルMMF、ソニー子会社連動株が変えなくなることや、1日あたりの取引上限額が10億円から3億円に低下、最低保証金維持率維持率が20%から30%に上昇、二階建制限などの制限が追加、マル優がなくなることなどがあるが、影響がありそうな顧客はそんなにいないと思われる。

なお、唯一Meネット証券にあって、カブドットコム証券にない優れたサービスということになっている、Me's戦略ツールは融合させる方向で検討中のようだ。

Me's戦略ツールは、合併後も引き続き利用できるのでしょうか。

合併後はカブドットコム証券のサービスをご利用いただくこととなりますが、Meネット証券でご好評いただいたサービス等につきましては、可能な限りカブドットコム証券に融合させて参りたいと考えております。
詳細は決まり次第、Web等にてご案内させていただきますので、しばらくお待ちください。


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