松井証券松井証券は、信用取引口座開設の時に必要になる収入印紙代の無料キャンペーンを恒久サービスとすると発表した。今後松井証券で信用取引口座を開設する人は、4000円の収入印紙を貼る手間やコストがいらないくなる。

信用取引口座開設時の収入印紙代の無料化について

松井証券株式会社 代表取締役社長 松井 道夫

松井証券は、信用取引の口座開設時に必要な収入印紙代の4,000円を、10月より完全に無料とします。

現在、証券会社で信用取引口座を開設する際には、印紙税法上、契約書面(約諾書)に4,000円分の収入印紙の貼付が義務づけられています。松井証券ではこれまでもキャンペーンを行い、収入印紙代を無料とする機会を何度か設けておりましたが、キャンペーン期間外に信用取引口座の開設をした顧客には、収入印紙代の負担がありました。
しかしながら、顧客が信用取引口座開設時に費用を負担することは、個人投資家の株式市場への参入の妨げになっているのではないかと松井証券は考え、このたび、信用取引口座開設時の収入印紙代を恒久的に無料とし、その費用を松井証券が負担することにしました。

今までも松井証券は、信用取引口座開設時の電話審査廃止や、信用取引の顧客向け管理画面の拡充、無期限信用取引の取扱などを他社に先駆けて行い、信用取引環境の向上に努めてきました。さらに今回の収入印紙代の無料化により、顧客の信用取引環境がより一層整うものと考えております。


松井証券は他社に先駆けて、信用取引口座開設に必要な収入印紙のコストと手間をを負担するキャンペーンを期間限定で行い、一時的に信用取引口座が急増する効果があったが、8月の月間信用取引口座開設数は、ほかの大手ネット証券4社に抜かれ、5位に落ち込んでいた。この収入印紙無料サービスの恒久化によって、信用取引口座の開設ペースを増加させようという考えているのだろう。

信用取引口座を開くのに4000円も出すのはやだとか、印紙を買いに行くのが面倒という人にはおすすめ。