eワラントゴールドマンサックス証券は、郵政民営化によりメリットを享受すると思われる銘柄を集めた「郵政民営化バスケット eワラント」を10月24日から販売する。このバスケットは、ローソンや野村総合研究所など郵政民営化推進により恩恵を受けそうな内需系の11銘柄で構成される。

新登場!「郵政民営化バスケットeワラント」(ゴールドマンサックス証券)

「郵政民営化バスケットeワラント」は、他のバスケットeワラント同様、コールとプットの2種類のワラントが販売される。それぞれローリスクとハイリスクの2つが用意される。構成銘柄は以下の11銘柄で、すでに郵政公社と提携している企業や郵便局で販売する投信を運用する野村HD、あるいは物流関連、システム関連などのすべて内需関連の銘柄となっている。

2651 ローソン
4307 野村総合研究所
8253 クレディセゾン
8604 野村ホールディングス
8692 だいこう証券ビジネス
9062 日本通運
9065 山九
9086 日立物流
9302 三井倉庫
9613 エヌ・ティ・ティ・データ
9715 トランス・コスモス


ゴールドマンサックス証券のホームページには昨年末からの価格推移がグラフで紹介されていて、すべてが内需関連だったこともあってか、これまでのところ日経平均よりもパフォーマンスがよかったようだ。今後の推移は郵政民営化法案が可決されて実際に民営化のプロセスが進んでいくにつれて本当にこれらの銘柄に経済効果の恩恵がくるのかどうかにかかってくる。民営化の前例としてNTTの民営化のときに特定の企業に経済効果があったかどうかを調べて投資判断をするのもいいかもしれない。

なお、eワラントは、イー・トレード証券、カブドットコム証券、松井証券、マネックス・ビーンズ証券、楽天証券の5社で取り扱っている。12月末まで手数料無料キャンペーン中。

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