楽天の三木谷社長が読売新聞のインタビューに答え、銀行業へ参入するつもりであることを明らかにしたそうだ。参入の方法としては、買収ではなく提携を発展させる方針で、すでに証券仲介業で提携している新生銀行がその候補として注目されそうだ。
今年2月ごろには、楽天証券の国重社長が、ローンは銀行がなくてもできるし、銀行業はもうかる確信が無いため、ノンバンク路線でいくと発言していたが、どうやら最近の銀行の業績向上、銀行株の株価上昇、そして他のIT企業の進出状況を見て、乗り遅れることへの危機感が出てきたようだ。
銀行業への参入が楽天の今後の成長にどのような影響をあたえるのかは不透明だが、少なくとも楽天市場での決済には利用されるだろう。
また、参入方法として提携を発展させることをあげていることから、すでに証券仲介業で提携している新生銀行と組む可能性が今の段階では高そうだ。
他のIT企業では、SBIが銀行業への参入しそうな構えを見せ、GMOインターネットがイーバンクへ出資、ヤフーやライブドアもすでに既存の銀行と提携して参入に動き出している。
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楽天の三木谷浩史社長は読売新聞のインタビューに応じ、既存の銀行と提携して銀行業に参入する方針を正式に表明した。
――銀行業参入に向けた考えは。
「以前は銀行参入を考えていないと言っていたが、うそをついたわけでなく、方針を変えたということだ。インターネット銀行がこれだけ普及してきたので、『行けそうだ』と思い直した」
――参入の形は。
「どちらかと言えば、買収は考えていない。提携を発展させる形になるだろう」
(読売新聞)
今年2月ごろには、楽天証券の国重社長が、ローンは銀行がなくてもできるし、銀行業はもうかる確信が無いため、ノンバンク路線でいくと発言していたが、どうやら最近の銀行の業績向上、銀行株の株価上昇、そして他のIT企業の進出状況を見て、乗り遅れることへの危機感が出てきたようだ。
銀行業への参入が楽天の今後の成長にどのような影響をあたえるのかは不透明だが、少なくとも楽天市場での決済には利用されるだろう。
また、参入方法として提携を発展させることをあげていることから、すでに証券仲介業で提携している新生銀行と組む可能性が今の段階では高そうだ。
他のIT企業では、SBIが銀行業への参入しそうな構えを見せ、GMOインターネットがイーバンクへ出資、ヤフーやライブドアもすでに既存の銀行と提携して参入に動き出している。
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