松井証券松井証券が、12日に東濃信用金庫、プルーデント・ジャパンの2社と証券口座開設申込書受付に関する業務提携を行ったことを発表した。信用金庫の方は、これまでどおりの地方の金融機関との提携と同じスキームだが、プルーデント・ジャパンの方はファイナンシャル・プランナーが顧客から口座開設を受け付けるという新たなスキームとなっている。

プルーデント・ジャパンと松井証券における証券口座開設申込書受付に関する業務提携について

プルーデント・ジャパン株式会社
松井証券株式会社

プルーデント・ジャパン(本社:東京都中央区、代表取締役 福井 三雄)と松井証券(本店:東京都千代田区、代表取締役社長 松井 道夫)とは、証券口座開設申込書の受付に関して業務提携し、下記の通り、プルーデント・ジャパンの会員であるファイナンシャル・プランナー(以下会員FP)が、同FPのお客さまで松井証券の口座開設を希望されている方に対し、口座開設申込書の受付を行うことを決定しました。

今回の提携により、オンライン専業証券である松井証券とのお取引を始めるお客さまが口座開設する際に、これまでのインターネットを通じた口座開設申込みだけでなく、プルーデント・ジャパンの会員FPによる対面チャネルでの口座開設もご利用いただけることになります。そのため、資産運用として株式投資を検討されているお客さまにとっては、これまで以上にサービス・利便性が向上するものと考えており、今後、個人投資家の裾野拡大につながることを期待しております。

なお、金融機関以外で松井証券の口座開設申込書受付業務を行うのは、プルーデント・ジャパンが初めてになります。


ファイナンシャル・プランナーとネット証券と提携するというのは珍しい組み合わせだ。松井証券としては、フィナンシャル・プランナーの持つ比較的富裕層の顧客にオンライントレードをしてもらいたいという意図があるのだろう。本来、オンライントレードやってなさそうなFPの客もネット証券のターゲットに入ってきたのかもしれない。

なお、この提携は証券仲介業ではないためか、プルーデント・ジャパンやFPが勧誘行為を行っていないことを確認するため、口座開設申込時に顧客から「口座開設について勧誘行為を受けていない」旨の書面を提出してもらうそうだ。勧誘はしないで、「オンライントレードもありますよ」ぐらいの説明にとどめるのだろうか。