2005年10月28日

楽天国重副社長「楽天証券の上場は本件とは関係なく以前から事務的な準備はしている」

楽天証券国重惇史社長楽天の国重副社長(楽天証券社長)は、27日の記者会見で、TBS株取得の資金確保のための楽天証券の上場が取りざたされていることについて「楽天証券の上場は昔からいわれてきたことで、本件とは関係なく以前から事務的な準備はしている」と話したそうだ。楽天証券の上場については年前半は年末に公開するとの観測があったものの、史上最大の作戦(手数料値下げ)のため、上場を当面見送るという方針転換を行っていたが、やはり銀行業進出を前にしてTBS問題の長期化で資金面で不安が出てきたのかもしれない。

楽天の国重副社長「楽天証券の上場を準備」 (NIKKEI NET)

 楽天の国重惇史副社長は27日に記者会見し、TBS株取得の資金確保のため子会社の楽天証券の株式上場が取りざたされていることについて「楽天証券の上場は昔からいわれてきたことで、本件とは関係なく以前から事務的な準備はしている」と話した。上場時期は「いつの決算期をもとに、ということは考えてない」と明言を避けた。


【上場するつもりだったころ】
楽天証券も早ければ年内の上場を目指しているらしい

【上場に慎重になったころ】
楽天証券 国重社長「イー・トレードを凌駕して北尾さんの背中が見えるようになりたい」

いったい、上場するのかしないのかどっちなのだろうか?

国重氏が、楽天証券の上場の可能性を示唆したのは、楽天の潜在的な財務力をマスコミにアピールするためだけだったのかもしれないが、今のTBS問題の状況を考えると本当にキャッシュ欲しさに上場してしまうかもしれない。楽天証券が上場すれば時価総額は3000億にはなるはずで、公募価格が半分だと仮定して、その4割の売却益で数百億のキャッシュを得ることができる。

楽天証券の顧客の立場から言うと、ぜひその売却益でシステム投資を行ってもらいたいものだけど、そうなるかどうかは不透明だ。しかも、もし楽天証券上場となれば、IPO狙いで口座開設が増加するし、売買代金が急増する可能性も高い。楽天証券がそれに対応できるシステム増居や口座開設受付事務能力を用意できるのかとても不安だ。

推測となってしまうが、楽天証券は他の同業他社の株価が上昇したタイミングで上場して、できるだけ資金調達額を多くするつもりなのではないだろうか。そうなると、まだネット証券関連銘柄はイートレード証券以外は株価が低めなので、今すぐの楽天証券の上場はないだろう。あるとしたら2月あたりのような気がする。




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