ライブドア株主被害弁護団の被害者説明会に九段会館まで行ってきました。(一応被害者として)
ここの会場が約千人収容可能だったので、asahi.comは当初「都内で説明会 1千人集まる」と報じていましたが、実際はその半分だったので「500人以上集まる」に下方修正してます。予想どおりNHKから民報のカメラが15台ほど来て被害者への取材もしていましたが、ライブドアニュースにはこの件のニュースが無かったので、ライブドアPJの人は取材に来てなかったのかもしれません。

総勢約50名のライブドア弁護団。立っている人が事務局長の弁護士の方で、右となりが団長の弁護士の方、その右が副団長の弁護士の方。なお、マスコミの撮影は説明かの冒頭5分間許可、その後も同席可能で、会の終了後にマスコミへの説明(記者会見?)の時間もあり。


冒頭に被害弁護団の団長の米川弁護士があいさつをしました。以下資料から抜粋。


(中略)第一に、私達は、証券市場の公正さを信じてライブドアなどの株主を購入したところ、ライブドア、ライブドアマーケティングおよび堀江貴文ほかの会社役員が虚偽の有価証券報告書などの方法により、イカサマ、インチキをしたことから不当に高い価格で株式を買わされたことによる損害を問題としています。
 株価が下落したことが損害というのではなく、ホリエモンらによる不公正な方法での虚偽情報、いわばイカサマの情報による株価を問題としています。
 第二に、私達は、株式取引の価格変動についての見込み違いによる損害を回復することを目指してはいません。
 このような損害があっても裁判での被害回復はできません。自己責任というほかありません。株価変動の損害賠償を問題とはしていません。

(中略)
訴訟により、ライブドアの虚構解明、真実発見を目指し、被害回復を図るとともに、証券システムの構成を実現したいと考えています。


ということで、第一で虚偽記載による高値掴みさせられたことで訴えるとして、第二のところでいわゆる「自己責任だから訴訟はおかしい」論を牽制している感じです。

以下は、弁護団からの説明なります。ほとんど、配布資料のままですが。


・法律上の根拠
  →〔泳709条:TDNetでのマネーライフ社交換比率の件の公表による偽計・風説の流布(2004年10月25日)
  →⊂攘取引法21条の2:粉飾決算の有価証券報告書(2004年12月27日)

・株主代表訴訟とは違う

・原告の範囲(この弁護団が受任する範囲
  →上記,泙燭廊△慮紊縫薀ぅ屮疋△泙燭魯薀ぅ屮疋▲沺璽吋謄ング株を証券取引所で買って、2006年1月17日以降に株を売ったかまだ持っている人

・名義が子供の場合は、親の代金でも子供が原告になる必要あり

・信用取引でも原告になれる

・当弁護団では、購入を勧めた証券会社への損害賠償請求は考えていない。裁判を複雑にしたくないので。(したい人は個別にしてほしいという方針)

・損害額は、虚偽事実の公表が無かったならば本来形成されていたはずの価格と実際に買った金額との差額。

・精神的被害による慰謝料を求めるのは困難

・費用=着手金+裁判申立費用+印刷代+送料等

・提訴の時期は、刑事の捜査の行方を見極めて、法律構成について議論を詰めるために、2005年の9月ごろを目処。

・裁判の結果が出る時期の予想は困難。(西武鉄道の件も進行中だが、過去の事例で判決まで出た先例がない。)

・勝訴の見込みについても申し上げることは困難。「しかし、本件の事実関係からすれば、当弁護団としましては、本件は何としても勝訴しなくてはならない事案であると考えております。」

・今後の弁護団との連絡方法は、配布した「登録カード」(黄色いA4両面の紙}。登録した方に、しかるべき時期に原告団参加の案内を送り、裁判の概要や費用等について説明の上、委任契約や委任状を取り交わして費用入金してもらって裁判と言う流れ。

・原告に加わった後は、裁判の進展をまとめた「弁護団通信」とホームページでお知らせ。

・「この事件は基本的に個別の方の属性などを問わない事件と考えていますので、」提訴後、原告それぞれの人から事情を聞いたり作業をしてもらうことはない。



この後、当日参加の被害者の人からの質疑応答に続きます。

そういえば、この弁護団が立ち上がったときに、東京の消費者問題に関する弁護士が集まったということだったので、消費者問題の専門の人で証券取引のことがわかるのかという心配をしていたのですが、個人投資家の株取引による訴訟についても消費者問題の弁護士があたることが一般的だということです。(株取引は消費ではないので、ちょっと違和感はあります。)

今のところ50人近くの弁護士が集まっていますが、念のためライブドアと利害関係がある人はいないかを確認した上で、3月末で弁護団の構成を確定するそうです。

では今日は、あまり書く時間がなかったので、残りの質疑応答等はその2に続くとしておきます。