松井証券当初は4月をめどに手数料を値下げすると言っていながら、4月上旬と言い換えたりして延期もあるのではと心配された松井証券の手数料値下げは、4月3日(月)に実施と発表されました。

4月3日(月)約定分より手数料を改定します

松井証券は2006年4月3日(月)約定分より、手数料体系(株式、先物・オプション)を改定します。

今回の改定では、さらにお客様本位の手数料体系とし、松井証券をご愛顧いただいているすべてのお客様に柔軟で多様な投資環境を提供します。

進化した「ボックスレート」と、業界最低水準の先物・オプション手数料の実施にご期待ください。

新手数料体系 2006年4月3日(月)約定分から適用


1月末の発表以来、4月の何日から実施されるのか注目を集めていた松井証券の手数料値下げは、意外と早く4月の最初から実施されることになりました。個人投資家の間では、「延期続きの楽天とは違う」と評価する意見が多いようです。

実施日については、先に4月3日以降抽選分のIPOから落選お詫び料の中止とアナウンスされていたので、手数料値下げも4月3日からというのは当然なことなのですが、その発表が3月27日になったというのは、やはり業界最低水準を掲げたジョインベスト証券の登場が影響しているのではないでしょうか。

先週末のジョインベスト証券の発表で、27日(月)の松井証券の株価は他のネット証券と共に下落し、一時東証一部値下がり率ランキング3位になったというニュースがありました。たまたま発表日と重なっただけかもしれませんが、松井証券、というより松井道夫社長がこの報道を受けて瞬時に決断して、あえて手数料値下げ実施日の発表を27日の大引け後にぶつけて、対決色を鮮明にしたように思われます。

とにかく手数料が下がるのはありがたいことです。ジョインベスト証券がこれよりもリーズナブルな手数料を打ち出してくるかもしれませんが、松井社長がさらなる値下げもありうると言っていたので、今後の値下げにも期待していいでしょう。

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