カブドットコム証券の第3四半期決算は、営業利益が31億円(前四半期比+27%)、経常利益8億円(+129%)、四半期純利益5億円(+129%)となり、政権交代による株式市場の回復により増収増益となりました。
カブドットコム証券の決算説明資料によると、「株式市場回復により、株式委託手数料は前四半期比34%増加。FXは、店頭FXのスプレッド縮小などによる取引量増加により、前四半期比約1.5倍に増加」したとのことで、株式市場、FXの取引増加が増収につながりました。
また販管費は横ばいにとどまっていて、つまり増収すればするほど利益率が良くなるということで、増益の幅も大きくなったようです。
ただし、個人委託売買代金シェアでは、第2四半期の7.6%から減少し、7.2%と低下し、松井証券に逆転され3位から4位に後退しています。カブドットコム証券の顧客よりも松井証券の顧客の方が相場が活況になった時に取引を増やす傾向があるのでしょう。これは逆に相場が低迷している時にはカブドットコム証券の方が取引を減らしにくいということでもあります。
第4四半期は、システレFXと、信用取引保証金に関する制度改正にともなう対応による資金効率の向上が、どの程度業績に寄与するかに注目しましょう。
■カブドットコム証券:決算短信・決算説明資料
http://kabu.com/company/disclosure/accounting_line.asp
また販管費は横ばいにとどまっていて、つまり増収すればするほど利益率が良くなるということで、増益の幅も大きくなったようです。
ただし、個人委託売買代金シェアでは、第2四半期の7.6%から減少し、7.2%と低下し、松井証券に逆転され3位から4位に後退しています。カブドットコム証券の顧客よりも松井証券の顧客の方が相場が活況になった時に取引を増やす傾向があるのでしょう。これは逆に相場が低迷している時にはカブドットコム証券の方が取引を減らしにくいということでもあります。
第4四半期は、システレFXと、信用取引保証金に関する制度改正にともなう対応による資金効率の向上が、どの程度業績に寄与するかに注目しましょう。
■カブドットコム証券:決算短信・決算説明資料
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