松井証券松井証券の第3四半期決算は、営業利益が20億円(前四半期比+53%)、経常利益20億円(+53%)、四半期純利益12億円(+50%)となりました。
松井証券の決算報告資料によると、同業他社と同様、政権交代前後からの株式市場の活況による取引量増加によって、株式委託手数料収入が増加したようです。第2四半期の松井証券の売買代金は1.6兆円とここ3年では最も低水準でしたが、第3四半期は1年ぶりに2.4兆円に回復しました。また市場シェアも7%から久しぶりに8%に微増しています。

また、先物取引では、2011年11月の日経225先物および日経225miniの手数料引き下げからの個人先物市場でのシェア上昇が続いており、第3四半期は21%となりました。これは3年ぶりの高水準となっています。

なお、今年1月から開始したデイトレード限定「一日信用取引」によって、売買代金が12月と比べて2.3倍に、日計り比率が2倍になったとのことです。第4四半期以降の業績への影響が注目されますね。

■松井証券:平成25年3月期第3四半期 決算報告資料
http://www.matsui.co.jp/ir/pdf/2013_3_abs.pdf
■松井証券:平成25年3月期第3四半期 決算短信
http://www.matsui.co.jp/ir/pdf/2013_3.pdf
■松井証券:平成25年3月期の予定配当額について
http://www.matsui.co.jp/company/press/pdf/ir/pr130128.pdf