SBI証券SBI証券の親会社SBIホールディングスが、大手金融・不動産国営グループの上海陸家嘴集団(上海市)、中国民営農牧大手の新希望集団(成都市)と、上海自由貿易試験区(FTZ)におけるオンライン金融事業の共同展開に向けて戦略的提携を行うことで基本合意したことを発表しました。

■SBI、中国の大手金融と提携 現地でネット証券など参入 (日経新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGD0905B_Q3A011C1EB2000/

日経新聞の報道によると、当局の認可を前提に、3社でまずネット証券事業を立ち上げ、SBI証券が売買管理やコールセンター運営などの金融ノウハウを提供するとのことです。
日本のSBI証券の事業には特に影響はなさそうですが、中国株取引のサービス向上につながるかもしれませんね。

SBIホールディングスからのリリースは下記のとおりです。

■陸家嘴集団、新希望集団との戦略的提携に関するお知らせ(SBI証券)
http://www.sbigroup.co.jp/news/2013/1010_7369.html
このたび合意した戦略的提携に基づき、2013年9月29日より正式に開設された上海自由貿易試験区におけるインターネットを駆使した金融事業の共同展開について、今後3社で協議してまいります。当社が日本で実績を誇るオンライン金融ノウハウや専門的な知識を、提携パートナーの経営資源や政府支援と融合させ、中国での新しい金融市場の開拓に挑んでまいります。


また、同日SBIホールディングスは、中国での中古車オンラインオークション事業開始についての発表も行っています。同社が運営するファンドの出資先で、インターネット中古車流通事業を手掛ける株式会社オートサーバーと中国企業の協業だそうです。

■中国における合弁会社での中国国内向け
中古車オンラインオークション事業開始に関するお知らせ(SBI証券)
http://www.sbigroup.co.jp/news/2013/1011_7375.html