松井証券[ ネット証券Blog ] 
松井証券の「株式の夜間取引に係るアンケート」の結果によると、夜間取引の利用希望について、「ぜひ利用したい」「どちらかというと利用したい」という回答が約 8 割に達したそうです。

また、松井証券は12月10日午後に東証に対して、松井道夫社長の名前で「日中に取引を行うことができなかった個人の取引機会を拡大するものとして、広く受け入れられる可能性が高い」と夜間市場開設の要望書を提出しています。
■松井証券
「株式の夜間取引に係るアンケート」の結果について(PDF 305KB)
http://www.matsui.co.jp/company/press/pdf/ir/pr131210.pdf

松井証券の「株式の夜間取引に係るアンケート」は、11月11日〜29日にかけてインターネット上で無記名形式で行われ、17,901名が回答したとのことです。

調査結果によると、夜間市場を「ぜひ利用したい」が47%、「どちらかというと利用したい」が32%、「あまり利用しない」が13%、「利用しない」が8%となり、「ぜひ利用したい」「どちらかというと利用したい」という回答を合わせると79%の回答者が夜間取引を希望しているということになります。

夜間取引市場を利用しない派の理由としては60%が「夜間は休息に充てたい」を選択しています。おそらく専業デイトレードの投資家としては夜も銘柄監視はしたくないと考えているのではないでしょうか。

また、希望する取引時間帯では、開始は16時(27%)、19時(20%)、18時(18%)、20時(15%)と、やや分散傾向が見られます。

一方、終了は24時(36%)と3割を占め、次いで翌3時(17%)、23時(14%)、22時(13%)となっています。

開始時刻については、職業によって帰宅時間や家事の時間が異なり、希望が分散しているのかもしれません。

終了時刻については米国市場がオープンした後でも取引したいと同時に、夜更かしもしたくないということから24時が多いのでしょうか。

なお、当のネット証券Blogとしては、サラリーマンなど日中に株式投資ができない層への投資機会を広げるために夜間取引を実施すべきだと考えています。もちろん流動性の問題、対面証券への考慮、海外の現物株市場で一般的ではないという面もありますが、やはり日本国内ではFXという、ほぼ24時間投資できる商品が個人投資家に普及しているわけですから、株も同等の環境にすべきだと思います。