マネックス関連が続いてしまいますが、マネックス証券が夜間取引「マネックスナイター」の手数料を9月5日から10月末まで、無料にしてくれるそうです。
マネックス証券、ネット夜間取引手数料を無料に  インターネット専業証券大手のマネックス証券は11日、自社が運営する株式の夜間取引市場について、現在は売買1回当たり500円としている手数料を、15日から10月末まで無料とする方針を明らかにした。  同業のカブドットコム証券が、15日開設の夜間市場の手数料を1回当たり378円(売買代金1000万円以下の場合)に設定したため、対抗する狙いがある。 (2006年9月12日3時29分 読売新聞)
15日(金)といえば、カブドットコム証券の夜間取引PTS「Kabu.comPTS」が開始される日で、マネックス証券の「マネックスナイター」手数料無料化(おそらくキャンペーン)は、これへの対抗だと思われます。(と解説するまでもないですね。) ロイター通信によると、マネックス証券の松本大社長は、決算発表で以下のように後発のPTSについてコメントしています。
UPDATE2: マネックスの4─6月期、連結純利益は前年比約2倍の29億円 | Reuters.co.jp  マネックスは2001年から独自のPTS「マネックスナイター」を開設・運営している。松本社長は、他社が今後運営するPTSが成功し、流動性の高いマーケットができれば「(マネックスも)あとから入れてもらうとか、同じことをやるとかを考える。しかし基本的には皆で使った方が流動性はいいと思う」と述べた。ただ、最終的には「もう少し見てみないと評価できない」と話した。
このコメントからすると、PTSにとって流動性が重要であることを認識しているようで、15日からのKabu.comPTSの参入によってマネックスナイターの流動性が低下することを懸念しているのかもしれません。Kabu.comPTSが成功するかどうかは実際に始まってみないとわかりませんが、保険として対抗策を打っておこうということなのでしょう。 初のオークション方式のKabu.comPTSと、終値一本値だけど手数料無料のマネックスナイターの競争で、夜間取引が盛り上がってほしいものです。 が、相場は引き続き低迷中、果たしてどうなるでしょうか。