今年1月1日に、カブドットコム証券と合併して解散した、旧Meネット証券のドメイン「me-net.jp」が、6月9日に(たぶん)ドイツ人によって取得されていたことがわかりました。ちなみに6月9日はFIFAワールドカップドイツ大会の開幕日。
Googleで「Meネット証券」と検索すると、あたりまえですが、Meネット証券のホームページが検索結果の最上位で表示されています。1月1日のカブドットコム証券との合併後もしばらくは、http://www.me-net.jp/にアクセスすると、カブドットコム証券のホームページに遷移させられるようになっていましたが、今アクセスをすると、「stocks」というタイトルで暖色系カラーのほとんど広告のページが表示されます。日本語はありません。Whoisデータベースを検索すると以下のような結果に。
Domain Information: [ドメイン情報]
[Domain Name] ME-NET.JP
[Registrant] Carsten Juti
[登録年月日] 2006/06/09
[有効期限] 2007/06/30
[状態] Active
[最終更新] 2006/06/09 17:29:45 (JST)
Contact Information: [公開連絡窓口]
[名前] Carsten Juti
[住所] Hamburg, 22085
どうやら、カブドットコム証券は、意図してかどうかわかりませんが、「me-net.jp」ドメインの登録を更新せず、その空いたJPドメインをドイツのCarsten Jutiさん(ハンブルグ市にいるらしい)が取得したようです。Carsten Jutiさんがこのドメインが日本の中堅ネット証券のものだったと知っていたかは不明ですが、証券会社として使われていたドメインだけあって、GoogleAdsenseの広告には投資に関するものが表示されているようです。 ついでに調べてみたところ、Meネット証券が名称変更する前の東京三菱TDウォーターハウス証券のドメイン「tmtdw.com」は、アメリカ ルイジアナ州のニューオーリンズのNOLDC, INCという会社が保有しているようです。 もう使用しないドメインとはいえ、「ネット証券」で検索しても比較的上位に表示されているドメインなのでちょっと勿体無い気もしないでもないです。空いているのがわかっていれば取得してよかったと思う日本人はいたのではないでしょうか。(年間維持費せいぜい数千円ですから。) よりによってJPドメインなのに取得したのは日本人でなく、謎のドイツ人。 カブドットコム証券のイメージキャラクターでおなじみの日本代表DF坪井選手(浦和レッズ)も、この失点には納得がいかないようです。
なお、「Meネット証券」という商標は、今でもカブドットコム証券が保有しています。(特許電子図書館検索結果より)
カブドットコム証券