三菱UFJ証券は、「募集等に係る株券等のお客さまへの配分に関する基本方針」を改訂すると発表した。個人投資家への配分方法に少し変更がある。1月15日以降の銘柄から適用される。
(旧)募集等に係る株券等のお客さまへの配分に関する基本方針[PDF17KB] (新)募集等に係る株券等のお客さまへの配分に関する基本方針[PDF22KB] 主な変更点を拾ってみた。
(旧) さらにお客様の弊社での取引状況(預り資産、国内株式委託手数料等)に応じて3つのステージを設定し、ステージの高いお客様に対しては、ステージに応じて前述の売買単位毎に付する番号(乱数)を増やします。
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(新) さらにお客様の弊社での取引状況に応じて売買単位毎に付する番号(乱数)を増やします。

(旧) (記載なし)
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(新) 二.抽選によらない配分については、適合性の原則や過度な集中配分の防止に留意しつつ、以下の点を勘案し、各営業部店における営業責任者が決定いたします。 ・取引等の状況またはその見込み ・ブックビルディングへの参加状況等 ・長期保有を基本とする等の投資スタンス

今回の変更の要点は以下のような感じ。 ・優遇サービスの基準となる取引状況は、ステージ制をやめる。  (ルールとして使いにくかったのか?) ・抽選外の残り90%分(各営業部店における営業責任者が決定)の基準を記載。  (以前の基準にはあまり記載が無かった) おそらくこれまでも営業責任者の判断材料になっていたかもしれないが、対面で取引でのIPO獲得には、「長期保有スタンス」も必要になることが少し分かった。 しかし、オンライン取引の人にはほとんど関係ないことだろう。 【関連リンク】 ・三菱UFJ証券 | 新規公開株式ブックビルディング当選確率優遇サービス三菱UFJ証券 | 新規公開株式のご案内