アメリカ、オンライン証券大手、TD AMERITRADE Holdingの2006年10-12月期(1Q)の四半期決算は、四半期利益が前期比69%増加した。カナダTDウォーターハウスの米国内証券子会社を買収した効果が出ているようだ。
TD AMERITRADE Holdingによると、同社の四半期の営業収益は前年同期の2億7700万ドルから5億3500万ドルへと2倍近くに増加し、利益は8600万ドルから1億4500万ドルに増加した(+69%)。1株あたりの利益は21セントから24セントに増加している。 AMERITRADEは、2005年に米E*TRADEの買収提案を拒否し、カナダのカナダTDウォーターハウスの米国内証券子会社を買収しているが、買収によって2000ドル以上の残高を持つ口座数が87%増加した。(総口座数は620万口座、残高2000ドル以上の口座数は322.5万口座) 1日あたりの取引口座数は237,500口座で、1年前から5%上昇している。 1取引あたりの平均手数料は、前年4Qの12ドル76セントから$12ドル92セントに増加したが、1年前の13ドル29セントからは低下している。 なお、TD AMERITRADE Holdingは、旧TDウォーターハウスUSAの統合完了を年内に予定しているそうだ。 ■ TD AMERITRADE Delivers Best Quarter in History (TD AMERITRADE) ■ AMTD - TD Ameritrade Holding Corp.(Google finance)