FujiSankei Business i.によると、SBIイー・トレード証券は、3月にも貸株サービスを開始するそうだ。現時点で、松井証券とマネックス証券が同様のサービスをかなり以前から開始している。
イー・トレード 貸株サービスに参入 「タンス株」獲得を拡大(FujiSankei Business i. 2007/1/20 ) ネット専業証券最大手のSBIイー・トレード証券は、個人投資家が保有株式を預けただけで一定の金利が得られる貸株サービスの提供に乗り出す。現在、システム処理の対応準備を進めており、態勢が整い次第、3月にも提供を始める。個人向けの貸株サービスは、同じネット専業証券のマネックス証券や松井証券(一定条件で特定銘柄に金利が発生する限定型)が事業化している。同サービスへの参入で競合との品ぞろえの差を改善する一方、家庭に埋もれている時価約30兆円、約180億株(2006年3月末、証券保管振替機構調べ)の「タンス株」を取り込む。貸株サービスは松井証券、マネックス証券がすでにサービスを提供してるが、マネックス証券の「貸株」は、預けた保有株に対して一律の利回りで金利を付与するのに対し、松井証券の「預株」は保有する株式毎に逆日歩が発生した時に品貸料に応じて預株料を付与するという違いがある。 ・貸株サービス(マネックス証券) ・預株(よかぶ)制度(松井証券) マネックス証券の方は、株券を貸したままにすると株主優待や株主総会での議決権を得られなくなるという弱点があったが、去年「株主優待自動取得サービス」を導入し、利用者が急増している。 FujiSankei Business i.の記事では、SBIイー・トレード証券が検討中の貸株は、マネックス証券と同等以上の金利設定にする方向と書かれている。どうやらマネックス同様にほとんどの銘柄に一律に金利を付与する方式になりそうだ。 貸株もそうだが、逆指値も含めてSBIイー・トレード証券が、今年になって他社が先行していたサービスを追加する背景には、システムのキャパシティに余裕ができたことと、手数料の値下げ攻勢をしかけているジョインベスト証券が商品を拡充しつつありそうだ。相場や手数料競争にも左右されるかもしれないが、今年は商品・サービスのさらなる拡大が期待できそうだ。
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