NHKや日経新聞の報道によると、2月1日付でロシア資本の証券会社アルジゲートが関東財務局から証券業登録を受け、22日から東京都内でロシア株の取引サービスを開始するそうだ。
【NHK オンライン】 1日、財務省から証券業の登録を受けたのは、ロシア資本の証券会社、「アルジゲート」で、今月下旬から東京都内に店舗を構えて、日本の投資家に対して、ロシア企業の株式や債券を売買するサービスを始めるということです。ロシアの証券市場は、原油価格の高騰を背景に急速な拡大を続けており、日本からの投資額もすでに1000億円に上るものとみられています。しかし、日本の証券会社は、ロシアの証券市場に直接アクセスできないため、その大半は、欧米の証券会社などが募集するロシアファンドなどの投資信託を購入する形が取られていますが、今後は、日本からロシアの証券市場に直接投資する道が開かれるということです。「アルジゲート」のアリシェル取締役は「ロシア市場にアクセスできる環境を整えたことで、今後、日本からロシア市場への投資がさらに拡大することを期待している」と述べたうえで、特に日本の個人投資家の金融資産の取り込みに強い関心を示しました。
NHKはアルジゲート社の取材を年始から行っていたらしく、1月11日(木)にはNHKBS1の「今日の世界」という番組でアルジゲート社のウズベキスタン人ラヒモフ氏が出演していたようだ。
『新時代のロシア資本主義 〜世い脇本マネー 』 制度改革でいっそうの資本主義化が進み、好調を持続するロシア経済をシリーズで伝える。1回目は、日本マネーを狙う新たな動きについて。いまロシアの証券業界では、不動産などに先行投資を行う金融商品がブームになっている。低成長が続く日本のマネーを急成長するロシアに呼び込む狙い。日本のエネルギー関連企業との資本・技術提携の動きも含め、最新情報を伝える。
アルジゲートという会社に関する情報は、ニュース以外全く存在しないが、どうやら出資しているのはウズベキスタンの「Aruji Group」という会社らしい。「Aruji Group」はウズベキスタン、ロシア、台湾、香港、日本などで貿易や旅行代理店業務(aruji continental)、化学プラントなど、手広く事業を展開していて、日本には、「Aruji Group Japan Inc」という法人とその子会社「Aruji Travel」(ロシアや中央アジア旅行を扱う会社)が存在するようだ。 日本では全く無名の会社だが、BRICsの1国であるロシア株の取引をはじめれば国内では唯一売買ができる証券会社として貴重な存在になるだろう。ただ、東京都港区に拠点を1つ置くだけで、ネット取引サービスはやらないようだ。利用する機会がありそうなのは一部の人に限られてしまいそうなのが少し残念。 【関連記事】 ロシア株検討のユナイテッドワールド証券、ロシア出身力士を応援(ネット証券Blog)