その2。なかなか書き進められない。その4までありそうだ。

PTS(夜間取引)での信用取引は、かなり近い将来に開始できるようです。期待しましょう。
カブドットコム証券株主総会(2007) 質疑応答内容(その1)
・カブドットコム証券株主総会(2007) 質疑応答内容(その2)
カブドットコム証券株主総会(2007) 質疑応答内容(その3)
カブドットコム証券株主総会(2007) 質疑応答内容(その4)

■株主総会 質疑応答内容(その2)
------------------

▼7.PTS夜間取引の信用取引や他社接続の見通しスケジュールをお尋ねしたい。斉藤社長の念頭挨拶によると第二の創業期という言葉を使って大々的にPRしていたが・・・クリアしなければいけないハードルがあるのか教えてほしい。

(斉藤社長)昨年7月17日にライセンスを取得しました。9月から営業を開始しています。流動性の確保の課題に対して信用取引を入れないと厳しいだろうと、もう一つは機関投資家に参加してもらうために同業接続を増やしていこうと考えまして、同業接続では三菱UFJ証券様、ゴールドマンサックス様、BNPパリバ様と準備を進めているとのプレスリリースを発表しています。私自身も第二の創業と捉えていち早くそれらを実現していきますと、事あるごとに言ってまいりました。実際に信用取引・同業接続を開始するに当たりましては、大きくは私たちでできる準備(システムとか)と、もう一つは金融庁の変更認可があります。信用取引について遅くなった理由は、昼間の取引所で新規建てした株を、夜間のPTSで返済できるようにするための、各取引所との決済の準備に時間がかかっているためだが、ほぼ準備は終わっています。同業接続は、決済不履行の時の貸し株の仕組みが必要になるとか、誤発注の問題のために取引所と同じ仕組みを実装した上で認可するとの金融庁からの通知がありまして、取引所から理解が得られるぐらいまでは準備が終わってきています。実際に接続先とはテストは終わっていますので、金融庁の変更認可の最終段階と考えていただければいいのですが、あくまでも私の個人の見通しですが信用取引については比較的早くご案内できると思っています。同業接続もここから半年かかるとか1年かかるとかいうことはないのではないかと思っております。ただし金融庁の認可が前提になりますので正確に何月何日に始まるとはこの場では申し上げられないのですが、その状況をご理解いただければと思います。

▼8.日経平均1万8千円を超えている中でカブドットコム証券の株価は17万7千円でした。含み損を抱えている人がたくさんいるのではないかと思います。マーケットが評価する株価は最悪の状況ではないかと私は認識しております。会社側はこの状況をどう捉えているのか教えていただきたい。目標とする具体的な株価を教えてもらえれば株主としては会社を応援したいと思います。

(斉藤社長)叱咤激励ありがとうございます。スタッフ全員株価を注視してます。新興市場の株が低迷しているとはいえ、当社の株価が全然だめじゃないかというのはご指摘のとおりだと思います。非常に悔しい思いをしていまして、個人投資家向けのIRセミナーはもちろんですが積極的に機関投資家の方にもご説明していますが、まだまだ努力不足の面もあるかもしれませんが、これからもきっちりやっていきたいと思います。私の資産もほぼ全部カブドットコムの株にしています。目標は幾らなんだというのは回答しづらいのですが、先般のTOBでは24万相当の評価を頂いていますし、社員のストックオプションの平均取得単価が32万弱ですので、その辺りを意識しながら着実に業績を上げていくと共に中期戦略を達成していくためにがんばって生きたいと思います。

▼9.取締役候補で株を持っていない方がいますが、2000株ぐらいは持っていただきたいと思うのですが、0株の人などは2000株ぐらい購入するつもりはないのかお聞きしたい。

(山下会長)委員会設置会社として執行側の経営を監督できる方という視点で候補を選んでおります。株を持たれるかどうかは取締役個人の考えによりますのでそこは強制はできないと考えております。また取締役ですとインサイダーとして買いにくい面もありまして、私なんかも役員持株会としてしか買えないということもあります。

▼10.減収減益の原因が口座数が増えていないところにあるような気がするのですが、何か対策をしているのか?また三菱UFJグループの力をいただいて画期的な施策を出せるのか教えてください。

(斉藤社長)口座数の伸びの鈍化は私どもも認識しております。昨年のネット証券のイケイケドンドンというペースから鈍化していることは否めないと思うのですが、その中で画期的なところを考えていきたいと思っております。昨年三菱UFJ銀行様と証券仲介を始めまして足元で新規口座開設数の内の10-15%ぐらいが紹介のお客様になっております。当社の場合は不要なアフィリエイト広告つまり1口座開設をいくらで買うというようなことはほとんどやっておりませんので、純粋に口座の増加に比べて預り資産は、他社に比べると比較的順調に伸びています。やる気のある取引する気のあるお客様を取れてきているということです。銀行様だけでも4000万のお客様がいらっしゃるということで、仮にそのうち1%がきっちり取れれば単純計算で40万講座増えるということになりますので、今まで以上に連携強化を図り具体的な成果に近づけていきたいと思います。三菱UFJ銀行に限らず、カード会社も信託会社もありますし関連会社等、あるいは親密な地銀さんのネットワークもあります。今期は特に刈り取っていく、実際に成果を出していくという認識を強く持って少しでも他社をオーバーパフォームできるような業績を出していきたいと思っています。もう少し見ていただきたいと思います。

------------------
続く

カブドットコム証券株主総会(2007) 質疑応答内容(その1)
・カブドットコム証券株主総会(2007) 質疑応答内容(その2)
カブドットコム証券株主総会(2007) 質疑応答内容(その3)
カブドットコム証券株主総会(2007) 質疑応答内容(その4)

カブドットコム証券