SBIホールディングスの子会社SBI Roboは、気になる言葉から銘柄検索を実現するサービス「E*Search」を開始したと発表した。APIを提供する準備もしているとのこと。
気になる言葉から銘柄検索を実現するサービス「E*Search」開始のお知らせ 平成19年6月27日 SBIホールディングス株式会社  当社(URL:http://www.sbigroup.co.jp/)子会社で次世代金融サービスの開発を行っているSBI Robo株式会社(本社:東京都港区、代表者:渡部 薫、URL:http://www.sbirobo.com/、以下「SBI Robo」)は、株式の銘柄検索において従来の銘柄名、証券コード以外の人名、商品名など関連性がある言葉から銘柄検索ができるサービス「E*Search」を本日より開始いたします。  従来の株式の銘柄検索は売買したい株式が決まっていて、株価はいくらか、業績はどうかと調べる時、銘柄名、証券コードを入れて検索していました。しかしテレビや雑誌、インターネット、街角などで目にする多くの情報を銘柄名まで結び付けるには経験と知識が必要になります。「E*Search」では従来の銘柄名、証券コードに加え、銘柄に関連付けられる人名、言葉、商品名、ファンド等の株主名などからも検索できるようになっており、サーチテクノロジーの力でより多くの銘柄に出会える機会をご提供致します。例えば、従来の銘柄検索では、「ネット証券」と検索しても株式の銘柄名に一致しないため、「SBIイー・トレード証券」が検索結果に表示されることはありませんでしたが、「E*Search」では「SBIイー・トレード証券(8701)」を表示することが可能になりました。 <「E*Search」について> サービス開始日 : 2007年6月27日(水) サイトURL : http://www.sbifinance.jp/ 特 長 ・従来の銘柄名、証券コード以外の人名、商品名等のキーワードから銘柄が検索可能。 ・ナビゲーションバーで検索結果からさらに関連キーワード、人名などで絞り込み可能。 ・30万ものあらゆるキーワードから銘柄検索が可能。 本日開始する「E*Search」は、先般お知らせした金融分野での「仮想世界」の創造などを含めたSBI Roboのファイナンスポータル“SBI Finance”の最初のサービスとなります。  SBI Roboは今後も、「E*Search」の機能追加を行いユーザビリティの向上を図るとともに、順次Finance2.0を目指した金融プラットフォームサービスの展開を図ってまいりますのでご期待ください。 以上
「ネット証券」と検索すると、「SBIイー・トレード証券」が結果に出てくるとの事だったので、さっそく「E*Search」で「ネット証券」を入力して検索してみた。すると、検索結果には、「SBIイー・トレード証券」、「カブドットコム証券」、「GMOインターネット」、「マネックス・ビーンズ・ホールディングス」が表示された。松井証券や楽天が出てこないところを見るとまだ検索精度は高くないようだ。 ちなみに検索結果のリンクをクリックすると、SBIイー・トレード証券の銘柄情報ページに遷移するようになっている。SBIイー・トレード証券のユーザーには少し便利な機能かもしれない。将来SBIイー・トレード証券のホームページに「E*Search」の機能が搭載されることもありそうだ。 さて、検索結果の右側には、検索結果に関連するキーワード、会社、人、株主、業種、証券取引所、売買単位、銘柄コード、所在地のリンクが表示される。これをクリックするとその内容が検索条件に追加されるようになっているようだ。 今のところ「E*Search」の機能として紹介できるものはこれだけ。はっきりいって、今のところ使い道はあまり無いと言っていいだろう。あえて言えばニュースで気になったキーワードがあった時に関連銘柄を調べる時に使えるかもしれないことぐらいだろう。Googleで地道に調べるよりは少し楽かもしれないが、まだ、「これはすごい」という程のものでもない。開発ブログによると「調整不足な部分が残っており、ここ数日は細かい調整が続く予定」とのことなので、今後に期待することにしよう。 なお、SBIRoboでは、今後E*SearchのAPIを提供する準備があるそうだ。詳しくは開発ブログを参照のこと。 ■E*SearchSBI Robo E*Searchブログ