1週間以上たってしまいましたが、まだ終わりません。
その3は、手数料、システム増設、テレビCM、OHT株の損失額、ジャスダック銘柄の手数料、株主優待割引についてです。
その3は、手数料、システム増設、テレビCM、OHT株の損失額、ジャスダック銘柄の手数料、株主優待割引についてです。
・カブドットコム証券株主総会(2007) 質疑応答内容(その1)
・カブドットコム証券株主総会(2007) 質疑応答内容(その2)
・カブドットコム証券株主総会(2007) 質疑応答内容(その3)
・カブドットコム証券株主総会(2007) 質疑応答内容(その4)
■株主総会 質疑応答内容(その3)
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▼11.取引報告書の電子化を選択しなくても、夜間取引ができるようにならないか。預り資産が減っていないというが、その現状に甘えがあるのでは。資産を他社に全部移管した。Meネット証券からカブドットコム証券に移ったのだが、手数料が高くなった。今は他社で取引しているが、Meネット証券ぐらいに下げてもらえないのか?
(斉藤社長)株券自体が電子化されていくという流れの中で、取引報告書を郵送で受け取った方がいいというお客様もいますが、一方で煩わしいからいらないのでその分手数料を下げてくれというお客様もいるのも事実です。基本的には電子交付をお勧めしていまして、そうしないとカブボードフラッシュが見えないというような制限をさせていただき、なるべく電子交付にさせていただいて、その分お客様の手数料を下げる原資に回したいということ、あと世の中全体が、投資信託にしても税金にしても株券も電子化される流れを踏まえて、なるべくちょっとずつでもスムーズに電子交付をお願いしたいと思っています。ただ、お客様の方ではがきが欲しいんだと言う場合は設定できるように残しておりますので、ご迷惑をおかけしますが、ご理解をいただきたいと思います。
預り資産に関しましては、業容に満足しているわけではなく、口座数等が伸び悩んでいる中で預り資産に関しては他社が2割とか3割とか減っているなか、当社は比較的お客様自身の投資成績が他社比ですけど順調ですという事実をご説明させていただいているということで、決して甘えがあるというふうに考えているわけでは無いです。
手数料については、私も危機感を持っております。2009年1月には株券が電子化されて、今移管すると1週間とか2週間かかっているのが、事実上T+1で株券から投資信託まで動かせるようになります。そこが最も手数料競争が激烈になるのではないかと考えております。当社の場合は自前のシステムで、ほとんど固定費ですから、お客様に還元しやすいです。当社の手数料率は6ベーシスまで下がっています。1年前は7.5ベーシスでした。その前は10ベーシスでした。Meネット証券はざっくり8ベーシス以上ありました。そう考えると単純計算で一概には言えないのですが、少しずつ下げています。手数料を上げることはありませんし、手数料競争が終わったとも思ってません。株券電子化に向けて着実に収益を上げながら株主還元もしながら手数料も下げていくということはお約束しますので、何とか戻ってきていただいて、引き続きカブドットコム証券をよろしくお願いします。
▼12.カブドットコム証券株の1日の出来高が3千とか5千とかで人気が落ちている。出来高を増やすためにPTS夜間取引の他社接続を重点的にやったほうがいいのでは。他社接続した場合や需要予測に基づくシステムの増設についてお尋ねしたい。
(斉藤社長)昨年、BCP(Business Continuity Plan)、福岡のセンターの話ですが、2年前の2月に日本証券業協会から「証券界はBCPができていない。保管振替機構機構以外はできていない。問題だから整備しないさい」というガイドラインが出てきました。BCPについて話すと長くなってしまいますが、例えば東京で大災害とか大停電があったときに、お客様のデータが無くなってしまわないかというレベルの話です。当然どの金融機関もバックアップを持っていますが、たいていの証券会社はバックアップが1日1回なんですね。カブドットコム証券のBCPは、東京と福岡の間でオンラインでバックアップを取っています。例えば縁起でも無いですがお昼休み等に何かあった時でもお客様の資産とか取引データが完全に保全されるということを昨年度、事実上証券界で初だと思いますが、果たしています。そこまで投資するのであれば折角だから福岡に何か新しいもの、今後の海外戦略の拠点になるものとか、夜間取引の取引システムを置いてしまえということで、どうせやらなければならないものであれば早めにして、前向きなものもいっしょにしようということで、当社としましては昨年度比較的大きなシステム投資をさせていただいて、その分金融収支等でカバーしようとしたのですが、若干減収になってしまい、不本意ではあるのですが、先行投資としてきっちり終わっていますので、今後ライセンスが発生するとか、毎月お金が流れるというものでもなく、収益を取っていくだけです。今期以降は大規模なシステム投資は他社はあってもカブドットコム証券はないと思っていますので、後はISOに基づくキャパシティプランニングで、負荷が高まってきたらシステムを足していくというような適切な処理をしていくだけですが、さらに追加投資が必要になる場合は、商売がものすごく盛り上がっているということですので、その時は喜んで投資をしていきたいと考えております。
▼13.この頃、テレビでの露出が少ない。以前のテレビ広告はどれぐらい効果があったのか?今後はテレビCMをする予定はあるのか?
(斉藤社長)私もテレビCMを気に入っておりまして、近所の子供が歌っていたりするなどインパクトがありました。金融機関等では上場するタイミングでよくCMをやっています。テレビCMでどれだけ効果があったかというデータは持ち合わせて無いのですが、市況が良かったのと当社のIPOもあって、それなりに口座増加数を広告費で割ったものは良かったのですが、昨年度は他社比では若干下がってきたので問題意識はあります。当社では臼田を中心に、この分野に関しましても実は三菱UFJフィナンシャルグループさん特に三菱UFJ銀行の方たちと、当社の露出の検討をしております。実は今日日経新聞等で三菱UFJ投信さんの広告に出させていただいているんですけども、あのようにグループで折半で出すようにして少しでも費用対効果をあげていこうと努力をしておりますし、テレビCMについてもいろいろと考えていきますので、ぜひ皆様もカブドットコム証券のTシャツを着るなりして、この機会に協力をしていただきたいと思います。
▼14.カブドットコム証券でのOHT株関連の損害額はどのくらいか?
(斉藤社長)OHT株"等"だと思うので一連のということで、まだ確定はしていないのですが、金額は開示基準に全然満たさないレベルです。人数で言うと数名で、金額はライブドアショックに比べると少なくなりますので、1億とか2億とかいく可能性は0では無いと思いますけど、お客様にお貸ししている分の率で申し上げると0.1%未満になると思いますので、他社の開示で心配されていると思いますが、当社の場合はいち早く止めてあって、金融庁に報告したのは早かったと思いますので、心配なさらなくても大丈夫な金額であるとだけ言っておきます。
▼15.ジャスダック銘柄の手数料は定額の料金の上にさらに加算額があるが、定額にすることはできないのでしょうか?
(斉藤社長)証券会社が取引所に払う手数料(場口銭)が、東証とJASDAQで10倍以上違います。JASDAQはおそらくシステム投資を回収できていないからだと思うのですが、日本で一番高くなっています。丸まるではないのですが、若干上乗せさせていただいています。仰るとおり体系が分かりにくくなり、理由が説明できていないとか反省すべきことがあると思いますので、少しでもわかりやすく安くということを念頭に経営陣で検討をしていきたいと思っています。
▼16.株主優待割引の最大15%割引をさらに拡大する予定はないでしょうか?カブマシーンの日ですと最大20%なので、せめてそれぐらいは欲しい。
(斉藤社長)株主優待割引の導入後、見直しをしていません。他の商品にも適用して欲しいなどの様々な意見をいただいているので見直しの検討をしたいと思っています。三菱UFJフィナンシャルグループ様のほうでも、秋から株主優待を導入されると伺っています。あわせて株式分割で14万から15万程度で買えるようにするとのことですので、グループ戦略としての株主優待というところを強化・見直ししていく方向で検討していきたいと思っています。
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続く
・カブドットコム証券株主総会(2007) 質疑応答内容(その1)
・カブドットコム証券株主総会(2007) 質疑応答内容(その2)
・カブドットコム証券株主総会(2007) 質疑応答内容(その3)
・カブドットコム証券株主総会(2007) 質疑応答内容(その4)

・カブドットコム証券株主総会(2007) 質疑応答内容(その2)
・カブドットコム証券株主総会(2007) 質疑応答内容(その3)
・カブドットコム証券株主総会(2007) 質疑応答内容(その4)
■株主総会 質疑応答内容(その3)
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▼11.取引報告書の電子化を選択しなくても、夜間取引ができるようにならないか。預り資産が減っていないというが、その現状に甘えがあるのでは。資産を他社に全部移管した。Meネット証券からカブドットコム証券に移ったのだが、手数料が高くなった。今は他社で取引しているが、Meネット証券ぐらいに下げてもらえないのか?
(斉藤社長)株券自体が電子化されていくという流れの中で、取引報告書を郵送で受け取った方がいいというお客様もいますが、一方で煩わしいからいらないのでその分手数料を下げてくれというお客様もいるのも事実です。基本的には電子交付をお勧めしていまして、そうしないとカブボードフラッシュが見えないというような制限をさせていただき、なるべく電子交付にさせていただいて、その分お客様の手数料を下げる原資に回したいということ、あと世の中全体が、投資信託にしても税金にしても株券も電子化される流れを踏まえて、なるべくちょっとずつでもスムーズに電子交付をお願いしたいと思っています。ただ、お客様の方ではがきが欲しいんだと言う場合は設定できるように残しておりますので、ご迷惑をおかけしますが、ご理解をいただきたいと思います。
預り資産に関しましては、業容に満足しているわけではなく、口座数等が伸び悩んでいる中で預り資産に関しては他社が2割とか3割とか減っているなか、当社は比較的お客様自身の投資成績が他社比ですけど順調ですという事実をご説明させていただいているということで、決して甘えがあるというふうに考えているわけでは無いです。
手数料については、私も危機感を持っております。2009年1月には株券が電子化されて、今移管すると1週間とか2週間かかっているのが、事実上T+1で株券から投資信託まで動かせるようになります。そこが最も手数料競争が激烈になるのではないかと考えております。当社の場合は自前のシステムで、ほとんど固定費ですから、お客様に還元しやすいです。当社の手数料率は6ベーシスまで下がっています。1年前は7.5ベーシスでした。その前は10ベーシスでした。Meネット証券はざっくり8ベーシス以上ありました。そう考えると単純計算で一概には言えないのですが、少しずつ下げています。手数料を上げることはありませんし、手数料競争が終わったとも思ってません。株券電子化に向けて着実に収益を上げながら株主還元もしながら手数料も下げていくということはお約束しますので、何とか戻ってきていただいて、引き続きカブドットコム証券をよろしくお願いします。
▼12.カブドットコム証券株の1日の出来高が3千とか5千とかで人気が落ちている。出来高を増やすためにPTS夜間取引の他社接続を重点的にやったほうがいいのでは。他社接続した場合や需要予測に基づくシステムの増設についてお尋ねしたい。
(斉藤社長)昨年、BCP(Business Continuity Plan)、福岡のセンターの話ですが、2年前の2月に日本証券業協会から「証券界はBCPができていない。保管振替機構機構以外はできていない。問題だから整備しないさい」というガイドラインが出てきました。BCPについて話すと長くなってしまいますが、例えば東京で大災害とか大停電があったときに、お客様のデータが無くなってしまわないかというレベルの話です。当然どの金融機関もバックアップを持っていますが、たいていの証券会社はバックアップが1日1回なんですね。カブドットコム証券のBCPは、東京と福岡の間でオンラインでバックアップを取っています。例えば縁起でも無いですがお昼休み等に何かあった時でもお客様の資産とか取引データが完全に保全されるということを昨年度、事実上証券界で初だと思いますが、果たしています。そこまで投資するのであれば折角だから福岡に何か新しいもの、今後の海外戦略の拠点になるものとか、夜間取引の取引システムを置いてしまえということで、どうせやらなければならないものであれば早めにして、前向きなものもいっしょにしようということで、当社としましては昨年度比較的大きなシステム投資をさせていただいて、その分金融収支等でカバーしようとしたのですが、若干減収になってしまい、不本意ではあるのですが、先行投資としてきっちり終わっていますので、今後ライセンスが発生するとか、毎月お金が流れるというものでもなく、収益を取っていくだけです。今期以降は大規模なシステム投資は他社はあってもカブドットコム証券はないと思っていますので、後はISOに基づくキャパシティプランニングで、負荷が高まってきたらシステムを足していくというような適切な処理をしていくだけですが、さらに追加投資が必要になる場合は、商売がものすごく盛り上がっているということですので、その時は喜んで投資をしていきたいと考えております。
▼13.この頃、テレビでの露出が少ない。以前のテレビ広告はどれぐらい効果があったのか?今後はテレビCMをする予定はあるのか?
(斉藤社長)私もテレビCMを気に入っておりまして、近所の子供が歌っていたりするなどインパクトがありました。金融機関等では上場するタイミングでよくCMをやっています。テレビCMでどれだけ効果があったかというデータは持ち合わせて無いのですが、市況が良かったのと当社のIPOもあって、それなりに口座増加数を広告費で割ったものは良かったのですが、昨年度は他社比では若干下がってきたので問題意識はあります。当社では臼田を中心に、この分野に関しましても実は三菱UFJフィナンシャルグループさん特に三菱UFJ銀行の方たちと、当社の露出の検討をしております。実は今日日経新聞等で三菱UFJ投信さんの広告に出させていただいているんですけども、あのようにグループで折半で出すようにして少しでも費用対効果をあげていこうと努力をしておりますし、テレビCMについてもいろいろと考えていきますので、ぜひ皆様もカブドットコム証券のTシャツを着るなりして、この機会に協力をしていただきたいと思います。
▼14.カブドットコム証券でのOHT株関連の損害額はどのくらいか?
(斉藤社長)OHT株"等"だと思うので一連のということで、まだ確定はしていないのですが、金額は開示基準に全然満たさないレベルです。人数で言うと数名で、金額はライブドアショックに比べると少なくなりますので、1億とか2億とかいく可能性は0では無いと思いますけど、お客様にお貸ししている分の率で申し上げると0.1%未満になると思いますので、他社の開示で心配されていると思いますが、当社の場合はいち早く止めてあって、金融庁に報告したのは早かったと思いますので、心配なさらなくても大丈夫な金額であるとだけ言っておきます。
▼15.ジャスダック銘柄の手数料は定額の料金の上にさらに加算額があるが、定額にすることはできないのでしょうか?
(斉藤社長)証券会社が取引所に払う手数料(場口銭)が、東証とJASDAQで10倍以上違います。JASDAQはおそらくシステム投資を回収できていないからだと思うのですが、日本で一番高くなっています。丸まるではないのですが、若干上乗せさせていただいています。仰るとおり体系が分かりにくくなり、理由が説明できていないとか反省すべきことがあると思いますので、少しでもわかりやすく安くということを念頭に経営陣で検討をしていきたいと思っています。
▼16.株主優待割引の最大15%割引をさらに拡大する予定はないでしょうか?カブマシーンの日ですと最大20%なので、せめてそれぐらいは欲しい。
(斉藤社長)株主優待割引の導入後、見直しをしていません。他の商品にも適用して欲しいなどの様々な意見をいただいているので見直しの検討をしたいと思っています。三菱UFJフィナンシャルグループ様のほうでも、秋から株主優待を導入されると伺っています。あわせて株式分割で14万から15万程度で買えるようにするとのことですので、グループ戦略としての株主優待というところを強化・見直ししていく方向で検討していきたいと思っています。
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続く
・カブドットコム証券株主総会(2007) 質疑応答内容(その1)
・カブドットコム証券株主総会(2007) 質疑応答内容(その2)
・カブドットコム証券株主総会(2007) 質疑応答内容(その3)
・カブドットコム証券株主総会(2007) 質疑応答内容(その4)
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