野村證券[ ネット証券Blog ] 
証券優遇税制終了に伴うの換金売りや、NISA口座からの株式購入が殺到したためか? 12月24日以降、野村證券のコールセンターが繋がりにくい状況が多発しています。

ちなみに、野村證券のコールセンターは、ヘルプデスク協会の2012年問合せ窓口格付けで、2番目に高い二つ星を獲得しています。
野村證券のコールセンターが、つながりにくくなったことが話題になったのは、証券優遇税制の最終日の12月24日(火)。この日は、個人投資家の換金売りが多く電話が殺到したと思われます。

さらに、翌日の12月25日(水)は、NISA(少額投資非課税制度)が開始し、個人投資家の株式や投信の買い注文が大幅に増えたため、再びコールセンターがつながりにくくなったようです。

しかし、つながりにくい現象は24日(火)・25日(水)で終わらず、26日(木)と27日(金)にも発生しているようです。12月30日(月)0時時点の野村證券のホームページでは、繋がりにくい場合がある旨のお知らせが掲載されています。

■野村證券 お知らせ
http://www.nomura.co.jp/introduc/news/20131227_3.html
時間帯によっては、お客様からのお問合せが集中し、お電話が繋がりにくい場合がございます。 その場合、順次お繋ぎしておりますので、今しばらくお待ちいただくか、しばらくたってからおかけ直しいただきますよう宜しくお願いいたします。

誠に申し訳ございません。
ご迷惑をお掛けしておりますことをお詫びいたします。

この電話が繋がりにくい状況は、当初はNISAの開始で個人のマネーが動いたことを示す、一時的な現象と見られていました。

しかし、4日以上も継続し、且つ野村證券の繋がりにくさが一際目立っているということは、野村證券のコールセンターの独自の問題と考えるべきです。

野村證券のNISA口座数は9月末時点で予約を含めて100万口座、全証券会社が322万ですから、NISAの約3分の1が野村證券。元から顧客数が多く、営業部隊が頑張ったのでしょう。しかし、その顧客からの電話を受けられるコールセンターの余力は無かったようです。取引の急増が予想以上だったのは誤算ですが、証券最大手としてはお粗末な話ではないでしょうか。

電話が繋がらないことで、野村證券の顧客が、どれだけの不便・損失を受けたかはわかりませんが、もし消費者庁や金融庁に苦情が多ければ、行政処分があっても不思議ではないぐらいの問題だと思います。

野村證券の例だけで、コールセンターは対面証券よりネット証券のほうが優秀と言う気はありませんが、「大手総合証券だから取引チャネルが多くて安心」と思わないほうがいいということは確かなようです。


■野村證券コールセンターが繋がりにくい件 の つぶやきまとめ

野村證券お電話がつながりにくい状況について