[ ネット証券Blog ]
カブドットコム証券の2014年12月の個人委託売買代金シェアが同社史上初めて10%を上回ったことが、当ブログの集計でわかりました。
カブドットコム証券のシェアは2006年1月のMeネット証券との合併時点では5%台でしたので、9年かけて倍増したことになります。近年では新興のGMOクリック証券に抜かれる月も多かったものの、アベノミクス相場やNISAの追い風を受けて、こつこつとシェアを積み上げていました。
ネット証券業界のなかではSBI証券と楽天証券による手数料引き下げ競争からは1歩引いたスタンスをとっていましたが、2012年2月の現物株式手数料の改定や2013年11月の少額取引価格帯の信用手数料引き下げを実施し、取引量の増加につながったようです。
同社はNISA開始後、ユニークなテレビCMやラジオCMを集中的に投下し初心者投資家の発掘にも力を入れていました。ここ1年間の各社のシェアを分析すると、手数料を値上げした岡三オンライン証券からシェアを奪っているようにも見えます。
また、同社では昨年11月4日から新発注基盤システムRAIDEN™の稼動を開始。板乗り速度、約定速度が大幅に高速化されました。相場閑散期にシェアが上がりにくかった同社ですが、このシステムによって短期売買の投資家が増加すれば相場状況に関わらずシェアが上昇し続ける可能性もあるでしょう。
カブドットコム証券の2014年12月の個人委託売買代金シェアが同社史上初めて10%を上回ったことが、当ブログの集計でわかりました。
カブドットコム証券のシェアは2006年1月のMeネット証券との合併時点では5%台でしたので、9年かけて倍増したことになります。近年では新興のGMOクリック証券に抜かれる月も多かったものの、アベノミクス相場やNISAの追い風を受けて、こつこつとシェアを積み上げていました。
参考:カブドットコム証券 2014年度(2015年3月期)第2四半期決算説明資料より
ネット証券業界のなかではSBI証券と楽天証券による手数料引き下げ競争からは1歩引いたスタンスをとっていましたが、2012年2月の現物株式手数料の改定や2013年11月の少額取引価格帯の信用手数料引き下げを実施し、取引量の増加につながったようです。
参考:カブドットコム証券 2014年度(2015年3月期)第2四半期決算説明資料より
同社はNISA開始後、ユニークなテレビCMやラジオCMを集中的に投下し初心者投資家の発掘にも力を入れていました。ここ1年間の各社のシェアを分析すると、手数料を値上げした岡三オンライン証券からシェアを奪っているようにも見えます。
また、同社では昨年11月4日から新発注基盤システムRAIDEN™の稼動を開始。板乗り速度、約定速度が大幅に高速化されました。相場閑散期にシェアが上がりにくかった同社ですが、このシステムによって短期売買の投資家が増加すれば相場状況に関わらずシェアが上昇し続ける可能性もあるでしょう。