
楽天証券は、9月20日に行われる東証アローヘッドのリニューアルに伴い、マーケットスピードおよびiSPEEDのバージョンアップを行うことを発表しました。
東証アローヘッドのリニューアルの内容は以下の3点です。
・板表示の気配値が8本から10本に増加
・呼値の刻みルールが変更
・連続約定気配の表示条件が追加
要は、TOPIX100構成銘柄の呼値の刻みが細かくなることに伴い、現状の板表示の気配値8本だと見れる価格の範囲が狭くなってしまうので、2本だけ増やして10本になるということでしょうか。2本だけというのが残念ですが、TOPIX100構成銘柄以外の銘柄は呼値の刻みが変わらないので、個人投資家にとっては単純にメリットとなります。
3つ目の「連続約定気配の表示条件が追加」については、どう影響するのでしょうか。予想ができないので、すみませんが私としても判断を保留しておきます。
楽天証券では、WebとモバイルのWebは自動でリニューアルされるので投資家側は何もしなくていいのですが、マーケットスピード、iSPEEDは投資家側でバージョンアップが必要になるので注意が必要です。
変更点の詳細については、楽天証券のリリースでご覧ください。
楽天証券
■東証アローヘッドのリニューアル(2015年9月20日)に伴う弊社の対応
2015年9月20日に東証によるアローヘッドのリニューアル対応により、以下のとおり表示等が変更になります。
変更に伴い、マーケットスピードおよびiSPEEDはバージョンアップが必要です。
板表示の気配値が8本から10本に変更になります。
これまで板情報の気配値は上下8本表示を行っておりましたが、今後上下10本表示になります。
対応チャネルとバージョン情報
Web/マーケットスピード/マーケットスピード(Mac版)/スマートフォンアプリ iSPEED(株、iPhone 版 Andoroid版)/モバイル(Web のみ)
※ マーケットスピード、iSPEEDはバージョンアップが必要となります。
呼値の刻みルールが変更になります。
アローヘッドリニューアルによりTOPIX100構成銘柄の呼値の刻みが以下のとおりに変更になります。
連続約定気配の表示条件が追加になります。
これまでは、一つの注文によって、直前の約定値段から更新値幅の2倍の値段を超えて買い上がる(売り下がる)注文数量が出された場合に、連続約定気配(K)が板情報に表示されておりました。
これに加え、一定時間内(60秒)の複数注文による更新値幅の2倍の値段を超えて買い上がる(売り下がる)注文数量が出された場合にも連続約定気配(K)が板情報に表示されます。
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