ネット証券Blog

大阪の個人投資家kabuthree(カブスリー)の個人ブログです。ネット証券 / FX / 証券業界 などについて書いています。

 

カテゴリ: ▼証券会社

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GMOクリック証券[ ネット証券Blog ] 
GMOクリック証券が集計した平成26年1月の売買代金実績によると、同社の1月の1日平均株式売買代金は、139,122百万円で、12月に比べて14.5%増加しました。


12月は、カブドットコム証券との差が、わずか16億2900万円と2013年3月に逆転されて以来の僅差となっていましたが。1月は再び引き離し138億7500万円差となりました。12月は優遇税制廃止に伴う利益確定売りが多かった月でしたが、GMOクリック証券の顧客は短期売買の投資家が多いため、年末の利益確定売りの需要が他社に比べて少く、他社のような1月の反動減はほとんどなかったようです。

なお、GMOクリック証券では、NISA口座のサービス開始が2014年4月からとなっているため、NISA口座の取引がまだ始まっていません。にもかかわらず、売買代金が大きく上昇したということは1月は全般的にデイトレーダーが主役の月だったことを示していると言えるでしょう。

■GMOクリック証券
開示情報 > 口座数/売買代金実績

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マネックス証券[ ネット証券Blog ] 
マネックス証券開示情報によると、同社の1月の1日平均株式売買代金は、96,000百万円で、前月に比べて6.5%減少しました。12月は5ヶ月ぶりに1000億円を超えましたが、再び1000億円を割り込みました。


ネット証券で売買代金の月次データを開示している証券会社では、マネックス証券と岡三オンライン証券の2社が12月より減少となり、マネックス証券の方が減少率が大きくなっています。マネックス証券は他のネット証券と比較してデイトレーダーやアクティブトレーダーの比率が少ないため証券税制廃止に伴う換金売りが多かった12月の反動が大きくなったと思われます。来月以降に買い戻しが入って売買代金が増加に転じるかどうか注目しましょう。

■マネックス証券
開示情報 - 口座数等(月次)

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楽天証券[ ネット証券Blog ] 
楽天証券開示情報によると、同社の1月の1日平均株式売買代金は、240,613百万円で、12月に比べ18.9%増加しました。楽天証券の場合も証券優遇税制廃止に伴う換金売りが多かった12月の反動で現物取引の売買代金が減少しましたが、信用取引がそれ以上に増加し、合計でプラスになりました。


楽天証券の売買代金の前月比の伸び(2%増)は、SBI証券(1.8%増)を僅かに上回ったものの、松井証券(16.4%増)やGMOクリック証券(14.5%増)の伸びに比べると低調でした。信用取引の1日平均売買代金は155,691百万円で、松井証券(145,119百万円)に迫られてきました。来月以降、逆転されるかもしれません。

■楽天証券
営業状況:2013年度

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SBI証券[ ネット証券Blog ] 
SBI証券開示情報によると、同社の1月の1日平均株式売買代金は、565,608百万円で、前月に比べて1.8%増加しました。証券優遇税制廃止に伴う換金売りが多かった12月の反動で現物取引の売買代金が減少しましたが、信用取引がそれ以上に増加し、合計でプラスになりました。


SBI証券の売買代金の前月比の伸び(1.8%増)は、松井証券(16.4%増)やGMOクリック証券(14.5%増)の伸びに比べると低調でした。信用取引を使ったデイトレーダーを多く抱えている松井証券やGMOクリック証券と比較して、SBI証券は現物取引の中長期投資の顧客も多く、1月はそういう顧客にとって売買しにくい相場だったようです。

■SBI証券
売買代金実績の推移

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岡三オンライン証券[ ネット証券Blog ] 
岡三オンライン証券開示情報によると、同社の1月の1日平均株式売買代金は、44,363百万円で、前月に比べて、僅かですが0.1%減少しました。

岡三オンライン証券の1日平均売買代金は2013年6月から11月まで6ヶ月連続で前月比マイナスが続き、12月は7ヶ月ぶりに増加に転じていましたが、1月は再びマイナスに戻ったことになります。


証券総合口座数の伸びは590口座で、データが開示されている2013年2月以降で最低の数値を2ヶ月連続で更新。比較サイト等へのネット広告出稿を取りやめたことや、手数料の値上げの発表により新規顧客は先月に続いて減っているようです。

岡三オンライン証券では1月から手数料の値上げが実施されましたが、1月の売買代金は僅かな減少に留まりました。しかし、シェアは縮小した可能性が高いと思われます。来月以降も減少が続くかどうか、どこのネット証券に顧客が移動するのか気になるところです。

■岡三オンライン証券
開示情報 - 国内株式売買代金等の推移

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カブドットコム証券[ ネット証券Blog ] 
カブドットコム証券が発表した平成26年1月 委託手数料及び業務計数の開示(速報値)によると、同社の1月の1日平均株式売買代金は、125,247百万円で、前月に比べて4.5%増加しました。現物取引が減少したものの信用取引が約10%増加し過去3番目に多い売買代金を記録したため合計で増加となりました。



なお、カブドットコム証券は今回の開示から、NISA口座数とNISA口座申請件数を2013年12月から遡って公表しています。それによると1月末時点のNISA口座数は55645口座、NISA口座申請件数が67149件で、2つの数値の差が11504件。つまり約5分の1は開設待ち状態ということになります。

■関連記事
カブドットコム証券 齋藤正勝社長「NISA口座の開設に最低6週間かかるため顧客からクレームがきている。原因は税務署の手続きで時間がかかるため。」

■カブドットコム証券
平成26年1月 委託手数料及び業務計数の開示(速報値)

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松井証券[ ネット証券Blog ] 
松井証券が、集計した平成26年1月の月間売買実績・取引口座数等(速報値)のお知らせによると、同社の1月の一日平均株式売買代金は、186,195百万円で、2013年12月に比べて16.4%増加しました。2ヶ月連続で前月比2桁の伸び率です。カブドットコム証券(前月比4.5%増加)や岡三オンライン証券(前月比0.1%減少)を大きく上回る伸び率だったため、シェアは拡大したと思われます。


また、松井証券は2013年1月から13ヶ月連続で、一日平均1000億円超えを達成しています。

松井証券の売買代金が大きく上昇した背景には、12月の証券優遇税制の廃止に伴う換金売りの後の買い戻しや、1月中に相場が荒れたことによる約定数の増加、NISA口座の買いが株式に集中した同社独自の商品構成とNISA手数料無料効果、手数料値上げの岡三オンライン証券からの顧客の移動などがありそうです。

■松井証券
平成26年1月の月間売買実績・取引口座数等(速報値)のお知らせ(141KB)

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カブドットコム証券[ ネット証券Blog ] 
カブドットコム証券は、IRイベント「カブ四季総会」3月1日(土)に福岡で、3月2日(日)に鹿児島で開催します。「カブ四季総会」は、カブドットコム証券に口座を開設している顧客を対象とした、カブドットコム証券のIRイベントと、同社の投資情報室のアナリスト・ストラテジスト、ゲスト講師による投資セミナーを合体させたイベントで、年4回東名阪を中心に全国各地で開催されています。株主総会と異なりカブドットコム証券の株主でなくても同社の口座さえあれば申込み可能です。私も東京(株主総会の後)と大阪のイベントに参加したことがあります。さすがに九州までは行けないです。カブドットコム証券の顧客で九州地方にお住まいの方は、貴重な機会なので参加されてはいかがでしょうか。ここ昨年頃から参加者が増加傾向にあるので、早めに申し込むことをお勧めします。

IRイベント「カブ四季総会」を福岡(3/1)、鹿児島(3/2)で開催
〜 累計来場者数が1万7千名を突破!福岡・鹿児島ともに1/30から募集開始 〜

カブドットコム証券株式会社は、2014年3月1日(土)にIRイベント「カブ四季総会」を毎年恒例の福岡で開催致します。また、翌3月2日(日)に同イベントを初めて鹿児島で開催します。 2005年8月に第1回(大阪)を開催したこのIRイベント「カブ四季総会」には累計で1万7千名を上回るお客さまにご来場いただいております。昨年、日経平均株価が5割を超す上昇率となるなど株式市場への注目が集まる中、当社では同イベントを定期開催している四都市(東京・大阪・名古屋・福岡)以外の都市にも拡大して参ります。

●カブ四季総会福岡・鹿児島概要

名称

カブ四季総会 福岡 (9回目)

カブ四季総会 鹿児島 (初)

日時

2014年3月1日(土)13:00〜15:45

2014年3月2日(日)13:00〜15:45

会場

アクロス福岡 国際会議場

アーバンポートホテル鹿児島

内容

  1. (1) 経営報告会+質疑応答
    代表執行役社長 齋藤正勝
    執行役 荒木利夫(司会)
  2. (2) 投資セミナー「テクニカルの極意〜チャートに込められた投資家心理〜」
    講師:投資アナリスト 田中空見子
  3. (3) 投資セミナー「NISAで何を買う!?〜メリットを活用したオススメ投資法〜」
    講師:営業推進部 藤井明代
  4. (4) 投資セミナー「消費増税待ったなし!〜新年度の投資ストラテジーと有望銘柄〜」
    講師:チーフストラテジスト 河合達憲

募集人数

300名様

144名様

参加費

無料

お申込み

1月30日(木)夕刻〜当社「お客様ページ」にログイン後、お申込みいただけます。


●「カブ四季総会」とは
「カブ四季総会」は、四半期決算に合わせ当社の業績動向や取り組みをご報告し、個人投資家の皆様からのご質問にお答えするIRイベントです。直接的にふれあえる機会が限定されがちな個人投資家の皆様に、この「カブ四季総会」を通じて、当社への理解をより深めていただきたいと考え、開催しております。2005年の上場以来、東京、大阪、名古屋、福岡にて四半期ごとに土日祝日に開催。2013年12月(名古屋)で36回目の開催となり、累計参加者数は17,996名となりました。参加費は無料で、当社のお客様ページからお申し込みいただけます。

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GMOクリック証券[ ネット証券Blog ] 
GMOクリック証券『信用取引手数料無料キャンペーン』4ヶ月延長すると発表しました。キャンペーン期間中、信用取引口座を新規で開設した顧客を対象に、信用取引口座開設月から翌々月末日まで最大3ヶ月間信用取引手数料が無料になります。5月30日までの間に信用取引で売買を多数する可能性があると予想される方でGMOクリック証券で信用取引口座が未開設の人はチャンスです。また、この延長により4月〜5月の2ヶ月間が手数料無料期間に含まれる場合は、消費税増税で手数料の値上げがあったとしても、増税分のコスト増加は発生しないことになります。



詳細は下記(GMOクリック証券のお知らせ)を参照して下さい。

GMOクリック証券
『信用取引手数料無料キャンペーン』4ヶ月延長(5月30日まで)のお知らせ
〜新規に信用口座開設で信用取引手数料が最大3ヶ月無料〜

GMOインターネットグループのGMOクリック証券株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:高島 秀行 以下:当社)は、このたび、『信用取引手数料無料キャンペーン』を2014年5月30日まで延長することを決定しましたのでお知らせします。

当社は、2012年11月1日より『信用取引手数料無料キャンペーン』を実施してまいりましたが、このたび、本キャンペーンが大変好評をいただいており、さらに多くのお客様に当社サービスをご利用していただくべく、キャンペーンの期間延長を決定しました。

当社は、「より安く、より使いやすく」の理念に基づき、業界最安値水準の手数料や多様な取引ツールをご用意するなど業界最高峰の取引環境を提供してまいります。

■キャンペーン概要
【キャンペーン対象】

2013年11月1日(金)〜 2014年5月30日(金)までに信用取引口座を、新規でご開設いただいたお客様。
(2014年1月31日(金)終了予定だったところ、4ヶ月延長いたします)

【キャンペーン内容】
キャンペーン期間中、信用取引口座を新規でご開設いただいたお客様を対象に、信用取引口座開設月から翌々月末日まで最大3ヶ月間信用取引手数料を無料とさせていただきます。

※以下のお客様は、本キャンペーンの対象外となります。
既に信用取引口座を開設済みのお客様。
過去に信用取引口座を開設し現在は解約されているお客様。
口座開設手続き中に手続きに掛かる時間や書類不備で、本キャンペーンの対象期間が終了してしまったお客様。

【対象取引】
信用取引(制度・一般)
※「1約定ごとプラン」、「1日定額プラン」のいずれも、取引手数料が無料となります。

【注意事項】
手数料以外の諸経費(金利、貸株料及び逆日歩など)は、別途発生いたします。
コールセンターからのご注文および強制決済に係る手数料は、キャンペーン対象外となります。
信用取引口座の開設には当社所定の審査が必要となり、当社審査により信用取引口座開設をお断りする場合がございます。
本キャンペーンは、予告なく終了することがございます。

※本キャンペーンに関する詳細は、下記よりご確認いただけます。
https://www.click-sec.com/corp/campaign/kabu_1311/

当社は、今後も業界最低水準の手数料体系を維持するとともに、お客様の多様なニーズにもお応えし、総合的な金融サービスをご提供できるよう取扱商品の充実に取り組みます。さらに、より使いやすく、より利便性の高い最先端の取引システムと革新的なサービスを提供するために邁進してまいります。

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松井道夫[ ネット証券Blog ] 
松井証券の、松井道夫社長は、2014年3月期第3四半期決算の決算発表で、「夜間取引が始まれば市場がもう一度変わるきっかけになる。市場の厚みを増すのが我々の使命だ。」と夜間取引の導入を求めました。また、「TOPIX100」の構成銘柄の刻み値を縮小したことについて「いい影響が出ている」と評価しました。



【日経新聞】松井社長、夜間取引「市場が変わるきっかけに」 導入求める
 松井証券(8628)の松井道夫社長は29日、東京証券取引所が日本株の夜間取引を検討していることについて「夜間取引が始まれば市場がもう一度変わるきっかけになる」と話した。その上で「市場の厚みを増すのが我々(市場関係者)の使命だ。トライアンドエラー(の繰り返し)でいろいろやることが大事だ」と述べ、夜間取引の導入を改めて求めた。

松井証券はネット証券黎明期から一貫して夜間取引の導入を強く求めています。これまではずっと空振りに終わっていましたが、ようやく東証のトップが前向きになったことで、時間はかかりそうですが導入する方向に舵が切られたと見ていいと思います。今後は「取引時間」や「導入時期」をどうするかという条件闘争になります。松井証券をはじめ夜間取引を求めている証券会社は、そろそろ取引時間などの夜間取引の具体的な内容を検討・意見していくべきでしょう。

 主要企業を組み入れた指数「TOPIX100」の構成銘柄の一部について、東証は刻み値を縮小した。個人の株式委託売買代金に占める刻み値縮小銘柄のシェアが伸び「いい影響が出ている」と評価した。

 松井は信用取引の手数料や金利をゼロにするサービス「1日信用」を展開し、小さな値幅での売買を繰り返して利益を積み上げたい投資家の獲得が進んでいる。「(適用銘柄が大手銀などに広がれば)投資家は一気に松井に来て、(短期売買する)デイトレーダーの獲得で稼いでいた他社が困ることになる」との持論も披露した。

東証がTOPIX100の一部の構成銘柄の刻み値を縮小したことについては、通常の5本や8本の板で見える価格帯が狭くなるため、ネット証券を使う個人投資家には不利になり、アルゴリズム取引を使う機関投資家に有利であると言われていました。導入に向けてのヒアリングではネット証券からは反対の意見が出ています。

しかし、この松井道夫社長の話では、松井証券には手数料や金利をゼロにできる「1日信用取引」があるため、1円抜きなどで細かい利益で稼ぐデイトレーダーも多いようです。7月22日からは、3000円未満のTOPIX構成銘柄についても刻み根を縮小することが予定されています。(フェーズ2)

参考:ネット証券Blog
TOPIX100構成銘柄の呼値の単位が2014年1月14日から変更(縮小)される件と影響について

松井道夫社長の持論によると、銀行株なども刻み値が縮小されればデイトレーダーが他社から松井にきて、他社が困るとのことですが、「1日信用取引」は日計りであれば手数料が無料であるため、売買代金のシェアは拡大するものの収益への貢献は大きくないと考えるのが普通です。薄利多売で収益を積み上げるつもりかもしれませんが、果たして業績拡大につながるのでしょうか。

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