ネット証券Blog

大阪の個人投資家kabuthree(カブスリー)の個人ブログです。ネット証券 / FX / 証券業界 などについて書いています。

 

タグ:売買代金

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松井証券[ ネット証券Blog ] 
松井証券が、集計した平成26年1月の月間売買実績・取引口座数等(速報値)のお知らせによると、同社の1月の一日平均株式売買代金は、186,195百万円で、2013年12月に比べて16.4%増加しました。2ヶ月連続で前月比2桁の伸び率です。カブドットコム証券(前月比4.5%増加)や岡三オンライン証券(前月比0.1%減少)を大きく上回る伸び率だったため、シェアは拡大したと思われます。


また、松井証券は2013年1月から13ヶ月連続で、一日平均1000億円超えを達成しています。

松井証券の売買代金が大きく上昇した背景には、12月の証券優遇税制の廃止に伴う換金売りの後の買い戻しや、1月中に相場が荒れたことによる約定数の増加、NISA口座の買いが株式に集中した同社独自の商品構成とNISA手数料無料効果、手数料値上げの岡三オンライン証券からの顧客の移動などがありそうです。

■松井証券
平成26年1月の月間売買実績・取引口座数等(速報値)のお知らせ(141KB)

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ネット証券7社 1日平均売買代金 実績推移グラフ(過去15ヶ月間)【2014年1月8日時点】
※売買代金シェアは、1月14日(火)に東証の12月度投資主体別売買動向が発表されてから集計します。
ネット証券売買代金グラフ201312

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SBI証券[ ネット証券Blog ] 
SBI証券開示情報によると、同社の12月の1日平均株式売買代金は、555,854百万円で、11月に比べ20.8%増加しました。2013年7月以来、5ヶ月ぶりに5000億円を超えています。


SBI証券の場合も、他社同様、証券優遇税制の廃止に伴う年末の利益確定売りが12月の売買代金の増加に一部寄与したと考えられます。前月比の増加率は、マネックス証券の21.4%増、松井証券とカブドットコム証券の20.3%増などと同水準の20.8%増

現物・信用別に見てみると、現物取引が前月比30%増、信用取引が同16%増でしたので、楽天証券(24%増と16%増)よりも現物株の取引の増加が顕著に現れました。

さて、これまでの結果から12月のネット証券7社は、前月比プラス20%前後のSBI証券、楽天証券、松井証券、カブドットコム証券、マネックス証券の5社と、前月比プラス10%前後のGMOクリック証券と岡三オンライン証券の2社の2つのグループに分類されたと思います。後者は顧客層がデイトレーダー中心で証券優遇税制の廃止に伴う年末の利益確定売り注文が、前者より多くなかったと推測できます。

また、デイトレーダーがほとんどいない非ネットの有店舗の証券会社は、前月比でプラス20%を大きく上回る売買代金を記録した可能性が高いと思われます。しかし、開示情報が無いので確認することはできません。

■SBI証券
売買代金実績の推移
https://site1.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_home&cat1=home&cat2=corporate&dir=corporate&file=home_kouza.html

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楽天証券[ ネット証券Blog ] 
楽天証券開示情報によると、同社の12月の1日平均株式売買代金は、235,859百万円で、11月に比べ18.9%増加しました。2013年7月以来、5ヶ月ぶりに2000億円を超えています。


楽天証券の場合も、証券優遇税制の廃止に伴う利益確定売りが売買代金の増加に寄与していると思われます。前月比の増加率は、マネックス証券の20.4%増、松井証券とカブドットコム証券の20.3%増をやや回る18.9%。現物・信用別に見てみると、現物取引が前月比24%増、信用取引が同16%増となっており、通常の月よりも現物株の取引が増加したことがわかります。

■楽天証券
営業状況:2013年度
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/company/disclosure/business/fy2013.html

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マネックス証券[ ネット証券Blog ] 
マネックス証券開示情報によると、同社の12月の1日平均株式売買代金は、102,700百万円で、11月に比べ21.4%増加しました。2013年7月以来、5ヶ月ぶりに1000億円を超えています。


マネックス証券の場合も、証券優遇税制の廃止に伴う利益確定売りが売買代金の増加に寄与していると思われます。前月比の増加率は、松井証券、カブドットコム証券の20.3%を少しだけ上回る21.4%ですから、開示待ちのSBI証券や楽天証券も、20%前後増加している可能性が高そうです。

■マネックス証券
開示情報 - 口座数等(月次)
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/company/disclosure/ms.htm?data=stock

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岡三オンライン証券[ ネット証券Blog ] 
岡三オンライン証券開示情報によると、同社の12月の1日平均株式売買代金は、44,386百万円で、11月に比べ10.7%増加しました。


岡三オンライン証券の1日平均売買代金は2013年6月から6ヶ月連続で前月比マイナスが続いていましたが、12月は7ヶ月ぶりに増加に転じました。

一方で、良くないデータもあります。証券総合口座数の伸びが632口座にとどまり、これはデータが開示されている2013年2月以降で最低の数値です。比較サイト等へのネット広告出稿を取りやめたことや、手数料の値上げの発表により新規顧客が減っていると考えられます。

12月の売買代金の増加は、証券優遇税制の廃止に伴う利益確定売りが寄与したという見方もできますが、手数料の値上げを知った既存顧客が他のネット証券に引越しをするために持ち株を処分したためという見方もできます。この答えは手数料の値上げが実施される1月の売買代金の実績で確認できるでしょう。

■岡三オンライン証券
開示情報 - 国内株式売買代金等の推移
http://www.okasan-online.co.jp/corporate/trading_value.html

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GMOクリック証券[ ネット証券Blog ] 
GMOクリック証券が集計した平成25年12月の売買代金実績によると、同社の12月の1日平均株式売買代金は、121,496百万円で、11月に比べて10.3%増加しました。1日平均売買代金が前月比で増加したのは2013年9月以来、3ヶ月ぶりです。


また、カブドットコム証券との差は、16億2900万円で、業界4位の座は死守したものの、2013年3月に逆転されて以来の僅差となりました。12月は優遇税制廃止に伴う利益確定売りが多かった月でしたが、GMOクリック証券の顧客は短期売買の投資家が多いため、年末の利益確定売りの需要が他社に比べて少なかったと思われます。

GMOクリック証券では、NISA口座のサービス開始が2014年4月からと遅くなる予定です。その影響が1月以降に出てくるか注目です。

■GMOクリック証券
開示情報 > 口座数/売買代金実績
https://www.click-sec.com/corp/company/kaiji/com_disclose.html

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カブドットコム証券[ ネット証券Blog ] 
カブドットコム証券が集計した平成25年12月 委託手数料及び業務計数の開示(速報値)によると、同社の12月の1日平均株式売買代金は、119,867百万円で、松井証券と同じく、11月に比べ20%増加しました。



カブドットコム証券1日平均売買代金は2013年10月、11月の2ヶ月連続で1000億円を割り込んでいましたが、9月以来、2ヶ月ぶりに1000億円を超えました。また、2013年6月以降では最高値となっています。

松井証券とカブドットコム証券の2社間のシェアの差は、11月から変動がないということになりそうです。

■カブドットコム証券
平成25年12月 委託手数料及び業務計数の開示(速報値)
http://kabu.com/company/pressrelease/2014/20140107.asp

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松井証券[ ネット証券Blog ] 
松井証券が、集計した平成25年12月の月間売買実績・取引口座数等(速報値)のお知らせによると、同社の12月の一日平均株式売買代金は、159,983百万円となり、11月に比べ20%増加しました。4月〜5月の2000億円の水準には届きませんが、個人投資家の積極的な売買が続いていることは確かなようです。


また、松井証券は2013年1月から12ヶ月連続で、一日平均1000億円超えを達成したことになります。同社では過去に、2005年8月から2006年6月までの11ヶ月連続で1000億円を超えたことがありましたが、今回はそれを上回る新記録です。

12月は、東証一部大型株から新興市場銘柄まで堅調な値動きとなり、月末には優遇税制の終了に伴う換金売りもありました。したがって、松井証券以外のネット証券でも11月を上回る売買代金を記録したはずです。7日以降に開示される各社の業務データで確認していきたいと思います。

■松井証券
平成 25 年 12 月の月間売買実績・取引口座数等(速報値)のお知らせ(PDF/167KB)
http://www.matsui.co.jp/company/press/pdf/ir/pr140106.pdf

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売買代金シェア2013年11月のネット証券7社の売買代金と個人委託シェアを集計しました。11月はマネックス証券のみシェアが微増し(下げ止まり)、他6社はシェアを少しだけ減らしました。

ネット証券 株式 委託売買代金 順位

201311確定版
営業日数 証券会社:20日 証券取引所:19

 

 


証券会社

月間
売買代金
(百万円)

1日平均売買代金(百万円)

現物

信用

合計

前月比

シェア

シェア
前月差

1

SBI

9,204,974

153,924

306,324

460,248

+4.5%

34.9%

-0.3%

2

楽天

3,968,480

71,558

126,866

198,424

+3.1%

15.1%

-0.3%

3

松井

2,660,712

34,481

98,555

133,036

-4.6%

10.1%

-1.0%

4

GMOクリック

2,207,344

-

-

110,367

-1.2%

8.4%

-0.6%

5

カブドットコム

1,993,564

27,273

72,340

99,678

+4.2%

7.6%

-0.1%

6

マネックス

1,692,200

-

-

84,600

+11.3%

6.4%

+0.3%

7

岡三オンライン

801,897

-

-

40,095

-7.3%

3.0%

-0.4%

-

個人委託計

25,037,263

-

-

1,317,751

-5.3%

100%

-

【ネット証券株式売買代金・シェア集計結果<2013年11月分>マネックス証券のみシェア微増】の続きを読む

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